就活スタート号 保育・幼児教育系学生版
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社会福祉法人のためなし100名(正規職員)社会福祉法人のためなし東京都保育士資本金従業員売上高勤務地募集職種〒206-0812 東京都稲城市矢野口2065 TEL:042-377-3184http://www.higashihoikukai.or.jp/社会福祉法人東保育会SPECIFICATION左/週に一度、地元の農家の方から届けられた野菜を受け取る。子どもたちが取れたての野菜を手にする貴重な機会だ。右/JR南武線矢野口駅前に立つ中島ゆうし保育園。園庭では子どもたちの元気な声が響く。 東京の郊外、自然豊かな里山を抱く稲城市に、東保育会は中島ゆうし保育園、本郷ゆうし保育園、松葉保育園、稲城市立第六保育園の4園を運営している。1975(昭和50)年、初代理事長が地域に貢献できる仕事として法人を設立。以来、里山の自然を生かし、地域の人々に見守られながら、園児たちは伸び伸びと成長してきた。 その保育の特徴の一つが異年齢保育である。佐藤園長は「子どもの育ちは年齢で輪切りにできるものではありません。小学校に入学するまで保育園生活の中で、その成長発達を見守り、支えるのが私たちの役目です」と語り始めた。 年齢別にクラスがあり担任がいるが、保育室は0・1歳児のオープンクラスと、3・4・5歳児のオープンクラスに分かれている。2歳児だけは独立したクラスで、乳児から幼児に移行するための保育環境を提供している。 幼児クラスになると、3歳児は年長の子を見ながら、5歳児は小さな子を教えながら生活をするようになる。「最近では年長さんがお楽しみ会で披露するソーラン節とエイサーの練習をしていると、4歳の年中さんが『自分たちもやりたい』と言いだし、結局、クオリティーの高い年長さんとかわいい年中さんが踊りました」と佐藤園長は目を細める。異年齢保育だからこそ、可能な成長があり、好奇心が引き出されるのだろう。 一方、子どもと関わる保育士は、自分のクラスだけを見るのではなく、子どもたち全員を見る意識を持つ。「子どもと大人にも波長の合う、合わないがありますし、子どもの言動に対する反応も保育士全員が同じではありません。一人ひとりの保育士に色合いがあり、それが子どもにとっても有用に働くことが大事ですね」 子どもも大人も異年齢で、子どもはその子らしく大きくなり、大人もその人らしく保育に取り組む。遊びと活動を広げる里山と地域の力 もう一つの大きな特徴は、里山の環境を生かした自然教育である。地域の人々の協力を得て、春はサツマイモや里芋を植え、夏は年長さんのデイキャンプ、秋は芋掘りや焼き芋作り、春先にはピザ窯を使いピザパーティを行う。 子どもたちはそこで出会う人たちとの交流を通して外の世界を学び、里山の自然の中で思いきり、身体を動かして遊ぶ。緩斜面があれば急斜面もあり、自分で考えて遊びを広げていく。「子どもたちは、山には危険も潜むことを感じ、遊びを自分で考え、コントロールすることを覚えます。また4園合同で出かけることが多く、知らない友達や保育士とも出会い、戸惑いながらもお互いに距離を縮めていきます。里山では普段とは違う表情で生き生きと遊んでいるのがうれしいですね」と佐藤園長が話すように、里山には子どもの心と身体を育む力があるようだ。 里山の活動のほかにも、東保育会では日常的に、地域や人々とのつながりを大事にしている。例えば、給食には近隣の農家から野菜が届けられ、園内の調理室でおいしいお昼ご飯になる。敬老の日には高齢者施設を訪問し、おじいちゃんやおばあちゃんと交流。なかでも松葉保育園は施設の散歩コースに入っているため、園庭でくつろぐ高齢者の姿が見られる。また小学校の校庭を借りて運動会を行う一方、小学校の教諭が保育園を見学したり、児童たちが保育体験を行い、交流を深めている。 東保育会の基本理念に「子どもに生きる力と心を 家庭と育ち合う喜びを 地域に信頼と愛を」を掲げるが、日常的な取り組みのなかに理念が反映されている。「リーダー層の職員がこの理念をきちんと身につけていることが私たちの強みです。『こんなことを子どもたちとやってみよう』と提案し、現場で実践しています。今後は、この姿勢を後輩職員につないでいきたい」と佐藤園長は若手保育士に期待を寄せる。異年齢保育が育む子どもたちの可能性常に柔軟な心を持つことが必要です。頑なにならず、人の意見を「そうなのかもしれない」と思う気持ちを大切にしてください。柔軟な思考は子どもたちのためになり、カウンセリングマインドにつながります。そして思ったことは失敗してもいいから行動に移しましょう。そのために私たちは何でも聞ける、話せる雰囲気をつくることに努めています。(中島ゆうし保育園 園長 佐藤宏美さん)柔軟な心を持った保育士にPOINT IN CHECK東京 4/14、5/20、9/22 立川 4/21149

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