就活スタート号 保育・幼児教育系学生版
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季節を感じるお散歩や外歩きでは、季節ごとの天気や、草花などの自然と触れ合いながら感性を磨きます。表現力を高める工作やお絵かき、粘土遊びは想像力や発想力を伸ばし、指先を使うことで脳の発達を促します。想像力を広げるブロックやオモチャなどを使って行うお店屋さん・ヒーローごっこでは、想像力が広がります。自然の感触を得る水遊びや、砂場・泥遊びでは、山やトンネル、ものをつくることで、水や砂の感触を学習します。年齢別の保育方針保育所の保育方針は、厚生労働省の『保育所保育指針』によって、発育過程別に8つに分類され、指導されています。子どもの発達の順応性や連続性を踏まえながら、長期的な視野で子どもの成長を援助していく姿勢が示されています。それぞれの年齢における特徴を見てみましょう。保育所で預かる子どもたちは、保護者からの「保育に欠ける」ことが前提。そのため「生活習慣」を身につけさせることは、保育所に求められる重要な職務です。基本となる6項目を確認してみましょう。生活習慣を身につけさせる766カ月未満首がすわり、手足の動きが活発になり、その後、寝返り、腹ばいなど全身の動きが活発になります。安眠のための環境づくりや、オムツ換えが欠かせません。語りかけ・歌いかけによって言語能力の発達のサポートも重要です。6カ月~1歳3カ月未満座る、はう、立つ、つたい歩きといった運動機能が発達する時期で、周囲の人や物に興味を示し、探索活動が活発になります。離乳食を行うために、食事のそしゃくや飲み込む動作(嚥下)をうまくできるようにサポートします。1歳3カ月~2歳未満歩き始め、手を使い、言葉を話すようになり、身近な人や身の回りの物にアプローチを始めます。食事ではスプーンやフォークの使い方を身につけさせたり、排泄では便器の使い方を練習させたりして、より習慣的な行動を指導します。2歳児歩く、走る、跳ぶなどの基本的な運動機能や、指先の機能が発達する時期。大人のまねをしたり、道具を使って積極的に遊ぶようになったりします。同時にひとりでの食事や排泄などの生活習慣について学んでいきます。3歳児話し言葉も基礎ができて、盛んに質問してくる時期になります。自分の気持ちを表したり、友だちとの関係性を意識したりします。日常生活の事象を『ごっこ遊び』に取り入れるなど、観察するチカラも芽生えてきます。そうじ・整理整頓おもちゃで遊んだ後「使ったら、片付ける」という行動を習慣として習得させます。片付けをして、そうじをすることでキレイになり、気持ちいいという感覚を身につけさせます。睡眠年次により睡眠時間、タイミングは異なりますが、お昼寝は重要なプログラムです。なかなか寝付けない子どもには、うまく睡眠に向かうための事前の工夫が重要です。着替えボタン、ファスナーの開閉、衣服の前後・表裏の認識など、補助する段階から徐々に自主性を高めていきます。自分で着替え、衣服をたたむことができるように指導します。手洗い・うがい・歯磨き食事が終わったら、歯磨きをする指導を行います。外で遊んで帰ってきたら、手洗いとともに、うがいの習慣を身につけさせ、病気予防の観点からも、清潔な衛生習慣を促します。食事のマナー箸、スプーン・フォークなどの道具の持ち方や椅子に座る姿勢、「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶を指導します。苦手なものなく食べさせる食育も重要なプログラムです。排泄おむつを外す練習や、トイレの使い方の習得を促します。年長さんでは、マナーに準ずる行為(食事中にいかない、そのためにどうするのか)なども徐々に促します。4歳児想像力が豊かになり、目的を持って行動し、つくったり、書いたり、試したりするようになります。水、砂、土などの身近な自然に興味を持ち、積極的に関わろうとします。友だちとのつながりのなかでけんかが増えてくるのもこの時期です。5歳児基本的な生活習慣が身につき、運動機能はますます伸びてきます。友だちと創意工夫しながら積極的に屋外で遊ぶようになります。異なる思いや考えを認めるなど社会生活に必要な基本的なチカラを身につけていく時期になります。6歳児友だちとの仲間意識や仲間の内で通用する約束事などを大事にしたり、遊びのなかでも役割分担をしたりと、より社会性が目覚めます。ボールをつきながら走ったり、跳び箱を跳んだりなど、複合的な運動機能がより高まります。39

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