マイナビ看護学生就活BOOK 北陸・甲信越版
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が、周りの友達や先輩方は時間を上手に使っていて驚きました。もちろん勉強には本気で取り組むのですが、趣味やバイト、サークルなどと両立している人ばかりだったのです。私も自然と周囲に感化され、時間をやりくりできるようになったと感じています。勉強だけに追われるのではなく、趣味であるクラシックバレエのレッスンも全力で継続中です。神戸 私は逆に、出身高校から同じ道に進む同級生が少なくて、具体的なイメージを持たないまま看護学生となったのですが、想像以上に忙しかったですね。看護師になって患者さんを支えたいという同じ志を持つ仲間が一緒だから、乗り越えてこられたのだと思います。時間の使い方が上手な人が多い、というのは同感。実は私もカフェでのバイトが楽しくて、週6日もシフトに入っていることがありました。学生生活を振り返ったら、自信を持って「楽しかった!」と言えますね。Q 実習では、机上の勉強とのギャップに戸惑う学生さんも多いようですね。印象に残った実習中のエピソードはありますか?近藤 できることは限られているけれど、時間に余裕がある学生だからこそ、一人の患者さんにじっ保健師や助産師、養護教諭などキャリアの広がりがある点も魅力的でした。Q それぞれ志を持って進学した看護学部で勉強を始めて、何を感じましたか?木村 期待していた通り、充実した毎日でした。実は、看護学部への進学を決めたとき、両親には反対されてしまって……。看護師が背負う責任の重さを思ってのことでしたが、私にとっては本当に進みたい道だと心が決まっていたので、あきらめずに説得を続けました。だからこそ、日々圧倒されるような勉強量や実習の厳しさに直面しても、一度も後悔したことはありません。今となっては両親も納得済みで、私のいないところでは「娘が看護師になるの」と自慢してくれているようです。近藤 看護学部はすごく大変だというイメージを持っていたのですQ まずは皆さんが看護師をめざしたきっかけを教えてください。木村 もともと将来は医療系に進みたいと思っていて、診療放射線技師など別の職種に魅かれた時期もありました。しかし、あるとき読んだ本の中で「たとえ治療に限界があったとしても、看護には限界がない」という言葉と出合い、感銘を受けるとともにストンと腹に落ちたような気がしました。それがきっかけです。神戸 幼いころに入院したとき、家族と離れた生活でずいぶん寂しい思いをしました。そのとき病室でずっと寄り添ってくれた人がいて、とても気持ちが救われたのですが、後にそれが看護師という職業だと知ったのです。中学生のとき、看護師である友達のお母さんから「患者さんの一番近くで、その人生を支える仕事だよ」という話を聞いてからは、現実味を伴ったあこがれの職業になりました。近藤 私は、そもそも「人の体」に興味があったように思います。高校時代から関連書籍に目を通しているうち、健康に生きていくための知識を身につけることは大きな強みになると感じ、看護師になりたいと思うようになりました。国家資格が必要で誰でもすぐにできる仕事ではないということや、あこがれを現実にするために夢中で駆け抜けた4年間くりと向き合うことができました。急性期の実習は最も大変でしたが、入院期間が短い分、入院から退院まで全体の流れを見ることができて勉強になったと思います。 私が受け持った患者さんは大腸がんの女性でしたが、術後に暗くふさぎ込んでしまいました。そこで、初めて会ったときに「美しいものを見るのが好きで、美術館にもよく行くの」と言っていたことを思い出し、病院敷地内のチャペルまで一緒に散歩することを提案してみました。散歩の道中は話も弾んで、「あなたと話すと癒される」と笑顔になってくれたときはうれしかったですね。看護師として臨床に立っても、患者さんとの関わりを大切にしていこうと決意した瞬間でした。木村 特に印象に残っているのは精神科の実習です。幻聴の症状がある統合失調症の患者さんが急に笑い出したことがあって、「どうされましたか?」と聞いたら、「今、おもしろいことを言ってるの」と、とても楽しそうに話してくれました。漠然と暗いイメージを持っていた幻聴や幻覚に対する認識が、患者さんとの関わりのなかで変わっていった経験でした。 また、精神科の治療は効果が目に見えにくいこともあって、治療を受けているという実感が持てない患者さんもいます。そこで、ス同じ志を持つ仲間が一緒だから、乗り越えてこられた。Marina Kanbe人気カフェでのアルバイトは楽しみでもあったという。正社員並みのシフトも難なくこなし、その経験は実習でも役立った。Marina Kanbe神戸まりな かんべ・まりな聖路加国際大学 看護学部看護学科4歳で始めたクラシックバレエは今年で18年目。忙しいスケジュールの合間には、プロの舞台を鑑賞してリフレッシュ。Haruna Kondo近藤晴菜 こんどう・はるな聖路加国際大学看護学部看護学科趣味のフレンチ巡りが高じて、選んだアルバイト先はレストランウエディングの式場。自然に接客マナーもアップして一石二鳥だった。Chihiro Kimura木村千尋 きむら・ちひろ聖路加国際大学看護学部看護学科実習では忘れられない体験が⋮⋮そしていよいよ始まった就職活動21

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