マイナビ看護学生就活BOOK 北陸・甲信越版
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沖縄県出身で、大学まで県内で過ごした上里さん。卒業後は、福岡県で働くことを想定していた。 「合同説明会で当院の看護部長にお会いして運命が変わりました。この方の下で働いてみたいと思い、東京で就職することを決意しました」 看護部長のパワフルで母親のような包容力、親しみやすい人柄に引かれたことに加え、いずれは認定看護師や専門看護師になる希望を持っていた。板橋中央総合病院が基幹病院となるIMSグループには、認定看護師による新入職員研修や資格取得をサポートする教育体制が確立されている点も入職の決め手になった。 IMSグループは、医療・看護・介護の包括的体制で東日本を中心に展開する医療法人。病床数は1万2000以上、職員数2万2000名以上を擁しており、板橋中央総合病院は、その中でも中核拠点として位置づけられている。「内定後は入職する前に2泊3日の研修があったり、看護学生向け情報誌『板中通信』が毎月送付されてくるなど、内定から入職までの間も病院との接点が途切れず、スムーズに4月の入職を迎えることができました」同院では、独自の看護師研修制度「ICNES(イクネス)」を導入している。これは、入職後3年を前期、その後の2年を後期として、5年かけて一人前の看護師へと着実に成長できるよう工夫がなされている。 心臓血管外科・循環器内科病棟(以下F3病棟)に所属する上里さんは、現在、「見守られながら看護を覚えていく期間」。固定チームナーシング制の下、先輩がペア受け持ちをし、プリセプターや教育担当が付いて成長を見守る。 「今は、シャドーイングで、先輩の動きを見てまねることが中心です。プリセプターの先輩だけでなく、病棟の先輩全員が気にかけてくださるんです」そんな上里さんだが、入職前は不安が募っていた。「4年の実習を終えた時、ちゃんと看護師として働けるのだろうかと心配でした。入職したら、自分が注射もしなければならないし、患者さんを担当しなければならないし……自信がなかったんです」 F3病棟では、カテーテル検査のための入院や急性期病院という性質上、短期の入院が中心となる。当初は不安と迷惑をかけないようにという気持ちが強かったため、その日経験したことを復習したり、院内図書館で調べたりしていた。そのため、患者さんから「入院前に比べて状態が良くなった」IMSグループの中核病院で体系的研修を通して成長チームの一員としてさまざまな関わりの中で学ぶ新人もチーム医療に参加生活や人生も包括する視点で患者さんを支える看護師へ東日本エリアでネットワークを構築する医療法人IMSグループ。手厚い研修体制の下、新人看護師の上里さんは、成長の階段を一歩ずつ登っている。きめ細かな教育内容に加え、温かな風土、チームワークの良さが新人の成長をバックアップしている。Life Style院内で看る患者さんの姿は、その方の人生や生活のごく一部です。これまでどんな生活をされてきたか、家族構成や生活環境なども含めて、患者さんのことを考えていかなければなりません。まだまだ目の前の業務を行うことだけで精一杯になってしまうこともありますが、退院後の生活も考えながら患者さんに関わっていきたいです。そのためには、他職種の方との情報共有も欠かせません。看護師のライフスタイル板橋中央総合病院(IMSグループ)一般病院/医療法人46

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