マイナビ看護学生就活BOOK 北陸・甲信越版
50/88

約52万人の人口を抱え、北関東最大の都市といわれる宇都宮。その表玄関であるJR宇都宮駅から歩いて10分ほどの大通り沿いに、真藤さんが勤務する宇都宮記念病院はある。地上12階・地下1階建て。最上階にある展望レストランは地域にも開放され、一般の人たちが利用する姿も多くみられる。同院は、地域医療の中核を担う急性期医療機関だ。那須から鹿沼まで、県内の広いエリアから受け入れている救急の数は、月に300件から350件と県内でも有数。『救急は断らない』がポリシーだ。「高校卒業を前にして進路を考えた時、獣医師か看護師になりたいなと思いました。命を守ることや医学に関心があったんでしょうね。結局、4年制大学の看護学科に入学。看護師をめざすことになりました」2018年4月。同院が新規に脳神経外科を立ち上げることになり、札幌の病院から医師が招かれることになった。その医師に同行する看護師が、「いい後輩がいるから」と推薦したのが、真藤さんだった。「一緒に宇都宮に行って、脳神経外科の立ち上げに参加しようよ」。その誘いが、今日の真藤さんにつながる。「私は北海道から出たことがなくて、最初は宇都宮と聞いても、関東にあること、餃子が有名なことくらいしかわからなくて(笑)。気候も北海道とは違うだろうし、知らない土地に暮らしながら看護師として仕事をすることに不安がありました。でも、新しい場所で新しい診療科目を立ち上げるチャンスなんて、もう巡ってこないかもしれません。自分が少しでも役に立てるなら、ぜひ経験してみよう。そう思って飛び込んでみることにしたんです」そして初めて足を踏み入れた宇都宮。同院の第一印象を「大きくて、すごくきれいだなと思った」と振り返る。総務部で紹介してもらった不動産会社に出向き、職場から自転車で10分ほどの距離にあるアパートを借りることに。「朝、ゆっくりできるのがうれしい」真藤さんは今、手術室に在籍する看護師として、スタートしたばかりの脳神経外科の第一線に携わっている。脳神経外科に限らず、手術があれば診療科目を問わずにサポートをしていく役割を担い、多い時には一日に4件の手術に立ち会う。スタッフは助手を入れて14人おり、真藤さんが一番年下だ。術前訪問で病室に行く時は、患者さまの不安を取り除くことに気を配っていると、真藤さんは話す。「患者さまは接する機会が少ない『救急は断らない』をポリシーとする地域医療の中核病院診療科目を問わずにサポートしていくのがミッション患者さまの気持ちに寄り添い安心して治療に専念してもらうために私ができること北海道の看護大学を卒業し、脳神経外科の立ち上げという仕事に魅力を感じて栃木県宇都宮市へ来た真藤さん。命に直結する緊張度の高い現場で、先進医療と向き合いながら、新しい土地で自分の成長を心から楽しもうとしている。Life Style私が携わる脳神経外科は、日本でも有数の先進医療を提供していると思います。せっかくそんな恵まれた環境にいるのだから、貪欲に勉強して、知識やスキルを自分の財産にしたいですね。私が看護師として大切にしていることは、手術を前に不安な気持ちになっている患者さまの立場に立って、その不安を取り除いてあげること。手術室では、先生から信頼され頼られる存在になりたいです。看護師のライフスタイル宇都宮記念病院一般病院/社会医療法人50

元のページ  ../index.html#50

このブックを見る