● 建設コンサルタントアサノ大成基礎エンジニアリング(ORICON HDグループ)人を知る 社会人ビフォーアフターBefore Afterみずから吸収、判断していく経験が成長の原動力となることを実感中建築に先立ち必要となる、地盤調査業務に取り組む青山さん。つねに心がけているのは、自分の結論だけにとらわれず、別の方法を模索すること。経験豊富な先輩の意見を聞くことが「効率化につながる」とのこと。相談しやすい環境のなか、日々、多くの知識を吸収しながら成長を遂げてきた。Before After授業で土木の奥深さに開眼実姉が施工管理の仕事をしていたことから、建設の仕事に興味を持ったという青山さん。大学では建築・土木を総合的に学んだが、計算式を多く扱う土木分野に面白さを見出したという。「当社のインターンでかいまみた、先輩たちが楽しそうに働くようすに惹かれました。また、いろんなジャンルに挑戦できる環境も魅力的でしたね」現在、彼女が携わる地盤調査は、あらゆる建物を作る際に必要となる。砂や粘土などの土質を調べ、構造物を支えるための地耐力があるかを調査している。「一般的なボーリング調査では、概ね地中30mくらいまで掘り進みます。しかし、深い場合は60〜70mまで掘り進めて、詳細な調査を行うこともありますね」成長の実感が大きな励みに2年目の現場は、青山さんにとって、初の大きな現場だった。通常1〜2週間の調査が、ここでは3ヵ月にもおよんだという。「問題が次々と浮かびあがり、対処に追われる毎日。刻々と変わる現場の状況を確認し、他社の方とも話し合いながら作業計画の調整を行いました。一方、協力会社の方々ともコミュニケーションを密に取り、逐一、現場の状況を把握するよう心がけました」設計者からの質問・要望も多く寄せられ、早急に判断を迫られる局面も多かったという。「設計者からの質問・要望も多く、幅広い知識を身につけることができました。また、上司を頼らず自分で判断しなくてはならない場面も多くあり、自発的に考え・決断することで大きく成長することができたと思います」BEFORE大学ではジャズ音楽サークルに所属し、友人とのセッションを楽しむ。学業では、まず、自分で考えることの大切さを学んだという。青山 すみれさん地盤技術事業部 PROFILE2021年入社。理工学部理工学科建築・都市環境学系卒業。先輩の「データから得られる情報は、全体の約40%で、それをいかに実際の結果に近づけていけるかが、私たちの仕事」という言葉を胸に、頼られる技術者をめざす。AFTER十数ヵ所ものボーリングを行う現場で、データの解析・報告を担当。地質調査のプロとして、堂々と意見を述べている。CHECK THE NAVI詳しい情報は本社所在地:東京都株式会社アサノ大成基礎エンジニアリング(ORICON HDグループ)101
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