企業研究&インターンシップ完全ガイド 建築・土木系学生版2024
102/176

人を知る プロフェッショナルたちの肖像Portrait Of The Professionals● 空間デザイン・ディスプレイバウハウス丸栄建築系出身ならではの 発想や視点を活かせる仕事建築を学んだ学生の進路は、ゼネコンやハウスメーカー、設計事務所等であり、職種も施工管理や設計に限定されると思っている人も多いだろう。バウハウス丸栄に入社して8年目を迎えた安井さんも、そんな学生の1人だった。「大学の先輩から店舗内装業の会社の話を聞き、興味を持ったのがきっかけ。それまで建築といえばビルの造形など、外観のイメージしか持っていませんでした」同社が手がけるのは、チェーン展開をする企業を中心とした店舗の内装であり、営業設計職は営業、デザイン・設計、積算、発注、施工・現場管理、メンテナンスまでトータルに携わる。業務では、学生時代の学びが役立つ点も多い。「図面を書く際にCADを利用していたため図面の内容が理解でき、最初に任された図面修正にもスムーズに対応できました」と安井さん。内装に関する専門用語や施工に関しては、教育担当の先輩が1から丁寧に指導してくれたという。そうした下地もあり、1年目の冬には1つの案件を任され、いち早く独り立ちを果たしている。以降はスーパーや書店、雑貨店など、多くの物件に携わってきたという安井さんに、改めて店舗内装業、一貫型業務の魅力を尋ねてみた。「人が集まる空間なので、例えば家具1つをとっても形状や色などのアイデアを活かせます。加えて施主様との打ち合わせ段階から関わるため、こだわりをお聞きし、ニーズに合ったものをご提供できます。店舗スタッフからも、〝思った以上に良かった〞という言葉をたくさんいただきます」営業設計職としての腕の見せどころは、設計の意図を協力会社に明確に伝え、いかに工期通りに完成させるか。今後は、経験したことのない案件にも積極的に挑み、仕事の幅を広げていくことが目標だ。工期が短い上、同時に複数の物件を手がけるため、スケジュールへの意識付けは欠かせない。業務で関わる仲間とのコミュニケーションづくりも大切にしている。安井 駿平さん西日本本部 第2事業部 主任PROFILE2015年入社。環境・建築学部建築学科卒業。金沢の大学を卒業し、新卒で入社した。多彩な物件に携わる中、2019年に2級建築士の資格を取得した。2020年には主任となり、新人の育成にも力を注いでいる。設計から現場管理までトータルに店舗をプロデュースあらゆる空間の企画・開発・設計施工のプロ集団として、「人の集まる空間づくり」を実践するバウハウス丸栄。年間5,000件以上の実績を誇る中、商空間づくりの中心的存在として活躍するのが、全工程に携わる営業設計職のメンバーたちだ。Portrait Of The Professionals本社所在地:東京都/岐阜県株式会社バウハウス丸栄CHECK THE NAVI詳しい情報は102

元のページ  ../index.html#102

このブックを見る