企業研究&インターンシップ完全ガイド 建築・土木系学生版2024
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● 建設岩崎工業人を知る 社会人ビフォーアフターBefore After多くの仲間と造り上げていくダイナミックな仕事の魅力を実感道路や下水道、ダム、そして河川工事など群馬県内の公共案件を数多く手がけている岩崎工業。鉄道など一部の民間工事も担っているが、地域のインフラづくりに関われる機会が多いのが特徴だ。同社で現場監督をめざす後藤さんにクローズアップし、日々の仕事やその魅力について聞いた。Before Afterメリハリよく学べる環境「こんな現場をいずれ自分が管理するのかと想像すると、今からワクワクします」以前入った現場の近くを通り、完成に近づいていく様子を眺めるのが楽しい、と語る後藤さん。同じ内容の工事でも、現場監督によって作業計画の立て方や進め方は千差万別。「共に働く人への寄り添い方やまとめ方も人それぞれで、多くのやり方を学べています」とこの3カ月間を振り返る。巨大なコンクリート構造物を人力で動かしている場面に衝撃を受けたり、協力業者の仕事を手伝ってみてその大変さを知ったりと、見るもの触れるものが新鮮な毎日。今月からは大型店舗の造成工事に専任で入り、一から全体の流れを学びはじめているそうだ。全体の予算、資材の見積りや比較検討など、書類関係の仕事の多さには驚いたものの、あれこれ工夫しながら皆で大きなものを仕上げていけるのがこの仕事のおもしろさだと、同職の魅力を語る。不明点は必ずその場で質問し、放置しないことを心がけている後藤さん。その都度熱心に教えてくれ、休憩中には気軽に声をかけてくれる優しい先輩ばかりだそうで、週休二日制も含め、業界のイメージも変わったそうだ。40名弱の組織ながら、社員一人ひとりの意識の高さに感服する場面は多く、「協力業者さんからも、成長している良い会社に入ったね、とよく言われるんですよ」と誇らしげな笑顔。6年後には1級土木施工管理技士資格を取得し、単独で現場を回せるようになることが目標。そのためにも今はとにかく勉強の時期ととらえており、社内講義にも毎週参加しているという。成長の日々は始まったばかりだ。BEFORE測量実習は経験したが、大学での勉強はインプット中心。特に足並みを揃える意識もなく、自分の考えで動くこともあった。後藤 士修さん工事部PROFILE2022年入社。工学部土木工学科卒業。サッカー選手を本気でめざした過去もあり、土日はサッカーやゴルフに勤しむ。目標はリーダーシップを備え、かつ周囲の信頼が厚い現場監督になることだ。AFTER学んだ知識をアウトプットしてこそ、一人前。自分勝手では現場が回らないと痛感し、チームワークの大切さを知った。CHECK THE NAVI詳しい情報は本社所在地:群馬県岩崎工業株式会社103

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