企業研究&インターンシップ完全ガイド 建築・土木系学生版2024
107/176

人を知る プロフェッショナルたちの肖像Portrait Of The Professionals● 建設丸磯建設ダイナミックな現場に感動!「こんな大きなものを人が造れるんだ」。東京湾にかかる大架橋に魅了され、土木業界を志した大河内さん。全国いろいろな場所でモノづくりをしてみたい、と就職活動では全国規模の企業を検討。大型建設機械をはじめ数多くの重機保有数を誇り、大型重機による施工も自社で行っていること、現場見学でその重機を間近で見られた感動も決め手となり、丸磯建設への入社を決めた。現在は高速道路の地下トンネルのシールド工事案件に入り、掘削残土を搬出する作業に従事する毎日。初めて現場に入った日には、大型油圧ショベルが動く様子やそれを自在に乗りこなすオペレーター、そして的確な指示を出す先輩の姿に“プロの仕事”を見た、と振り返る。用いる道具の名前もわからないところから少しずつ現場理解を深め、測量の手伝いや安全書類作成などの業務をひとつずつ覚えてきた。現場では毎日大型ダンプ100台分の土が搬出されているが、先月からそのダンプ全台のGPS重量管理業務も任されたそうだ。「来月から本掘進が始まり、ダンプ台数は3倍になります。正確に書類やGPSを配布するのは大変ですが、責任ある業務にやりがいを感じています。また、作業員さんへの書類配布でミスをしてしまった時には、先輩が回収作業に立ち会ってくれ、多くの方々に成長をサポートいただいているのだと実感しました」。互いに積極的に声をかけあうなど、現場は明るく笑いの絶えない雰囲気。作業を手伝い、体調を気遣うなかで作業員の方々との関係も深められており、「最近は下の名前で呼んでくれる方も増えてきました!」と笑顔。書類作成をこなしつつ現場管理も円滑に進める先輩たちの効率的な仕事ぶりを目標に、まずは土木施工管理技士2級試験に向け、日々学びを深める。「監督を担える力を身に付けた暁には、また現在と同じ高速道路の案件を担当してみたいですね。違う景色が見えると思うと今から楽しみです」と大河内さん。大河内 元春さん関東支店 土木部PROFILE2022年入社。工学部土木工学科卒業。運動部で身に付けた挨拶やマナーは仕事でも活かせているそう。毎日定時に終わるため平日夜も友人付き合いを楽しめており、地元への帰省旅費までいただける手厚い制度面も有難いと語る。大規模工事を担えるその日まで目の前の一日にベストを尽くす土木造成工事を手掛けて67年、現在は総合建築業として豊富な実績を誇る丸磯建設。最新技術を活かしたICT施工の推進にも積極的な同社で、将来の現場監督を目指す社員をクローズアップ。日々のやりがいや心構え、将来の目標について聞いた。Portrait Of The Professionals本社所在地:東京都丸磯建設株式会社CHECK THE NAVI詳しい情報は107

元のページ  ../index.html#107

このブックを見る