人を知る プロフェッショナルたちの肖像Portrait Of The Professionals● 不動産(管理)新都市ライフホールディングス(UR都市機構グループ)さまざまな商業施設の安心と 快適を実現する仕事鈴木さんの仕事は、自社が管理するさまざまな商業施設を維持していく上で必要な工事の計画・実施・検討を行うことにある。﹁外壁修繕や設備更新など建物の中長期的な修繕計画に基づいて行う工事の内容検討、発注及び完了までの実施調整、突発的なトラブルへの対応、テナント入退店時の工事面の実施調整や監理が主な仕事です。私が計画した上で業者さんへ発注を行っていくので、入店調整に関わったテナントがオープンを迎えるところに立ち会えたり、トラブルを迅速に解決しお客様や施設従業員の方が快適に利用している様子を見ることができるなど、手応えをダイレクトに感じられる点がやりがいです﹂施設竣工時の工事図面の確認や、それに基づき現状確認や修繕方法を決めていくことが多いため、学生時代に学んだ﹁図面を書き、読み解く﹂スキルや知識は大いに役立っているという。そんな鈴木さんにとって忘れられないエピソードがある。﹁入社1年目に経験した施設のリニューアル工事が印象に残っています。駅直結の大規模な商業施設なのですが、開業から30年以上経過したため施設としてリフレッシュを図るべくテナントの入れ替えやフードホールの新設、共用部の内装改修、設備の更新など大掛かりな工事を実施することになりました。当時の私は先輩・上司についていくのがやっとの状態でしたが、その中でも部分的に業務を任せてもらい、現場ならではの知識を吸収することができました。工事完了後に無事リニューアルオープンを迎えたときの感動は今でも鮮明に覚えています﹂入社1年目から実り多い経験を積んできた鈴木さん。商業ディベロッパーならではの仕事の魅力をより深く味わうべく、さらなる成長を目指していく。「技術者として幅広い教養・知識を身に付けていくのが当面の目標。それによって修繕やテナント入退店工事に係る調整を卒なくこなせるようになりたいですね」鈴木 道成さん技術部 技術第一課PROFILE2020年入社。工学部建築学科卒業。大学で建築学を学んだことでディベロッパーやゼネコンを志望。さまざまな選択肢がある中、多種多様な商業施設の管理・メンテナンスを経験できる点に魅力を感じて入社を決めた。人々が憩う商業施設の快適を自分の手で実現できるよろこびUR都市機構グループの商業ディベロッパーとして、多種多様な商業施設の運営・管理を手掛ける新都市ライフホールディングス。そんな同社で維持管理や修繕業務を担当する入社3年目の若き技術者に、仕事内容やその魅力を語ってもらった。Portrait Of The Professionals本社所在地:東京都株式会社新都市ライフホールディングス(UR都市機構グループ)CHECK THE NAVI詳しい情報は110
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