企業研究&インターンシップ完全ガイド 建築・土木系学生版2024
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人を知る 社会人ビフォーアフターBefore After● 建設土志田建設携わった建物が街の風景になり人々の役に立つことを実感できる横浜市に本社を置き、神奈川と東京を中心に、公共事業を数多く手掛けている土志田建設。建築部に在籍する恒松さんは、建物が完成するまでの工程に関心があり、地元の同社に入社を決めた。そんな彼女は入社後、仕事への意識に大きな変化があったと語る。その理由は?Before After興味からやりがいへ 地元への貢献を実感学生時代、生活デザイン学科で建築に関する講義は片っ端から受けたという恒松さんは、根っからの建物好きだ。入社一年目はバスターミナルの屋根を造り、現在はスポーツセンターの改修工事に携わっている。現場では安全や衛生の管理補佐、建築工程の写真撮影、それに足場や設備などの図面作成も担当しているそうだ。「学生時代、図面を描いているうちに『これがどういうふうに造られていくんだろう?』と、その過程に興味を持ち、建築の世界に飛び込んだのですが、仕事に就いてみると、自分が関わっている建築物が街の中に残り、それを利用してくれる人がいたり、ときには感謝してもらえることがあったり……。自分の仕事が地元の誰かのために役立っていると感じられることがとても嬉しく、それが仕事のやりがいにもなっています」「より良いものを造る」 先輩方の姿勢を学ぶ「設計事務所から上がってきた図面を検討し、施工の経験から意見を言い、設計士さんとディスカッションを重ねる。そしてお互いにアイデアを出し合って、より良いものに仕上げていく。そういった工程がとても重要だということは、新しい発見であり、先輩方から学んだ重要な姿勢です」と語る恒松さん。直近の目標は建築施工管理技士の資格取得だ。「自分で現場すべてを管理できるようになって初めて一人前だと思うので、早くそうなれるように頑張ります」様々な建物の造り方を勉強したいという恒松さんが、現場を任される日はそう遠くないだろう。BEFOREショッピングセンターや別荘など、自分がデザインしたものを発表するためのツールとしてCADを使用し、自ら図面を描いていた。恒松 遥奈さん工事本部 建築部PROFILE2021年入社。学芸学部生活デザイン学科卒業。歴史的な建築物を見て歩くのが趣味。社内の明るい雰囲気や、先輩社員の活躍、「絶対安全」という言葉に集約されるように、社員を守るという企業姿勢を見て入社を決めた。AFTER学生時代のようにイメージを可視化するためではなく、工事のために、より細かく入念に図面を確認するようになった。CHECK THE NAVI詳しい情報は本社所在地:神奈川県土志田建設株式会社125

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