企業研究&インターンシップ完全ガイド 建築・土木系学生版2024
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人を知る 社会人ビフォーアフターBefore After● 建設地崎道路常に「イメージ」を持ち、現場に的確に指示を出せる監督を目指して空港や基地内の道路、高速道路から一般道路、そして管路施設に至るまで、あらゆる道路工事のエキスパートとして50年超の実績を誇る地崎道路。街や地域をつなぐ同社の道路づくりに魅力を感じて入社を決めた和田さんに、入社1年目の様子や心境の変化、今後の目標について聞いた。Before After充実した研修環境に安心感就職活動中には、橋梁や建物、災害対策などさまざまな領域を検討したという和田さん。「道路は自分も含め、多くの人に使われるインフラ。携わる上でやりがいになると思えました」入社後は早速、実地研修として舗装工事を体験。ベテラン社員らが直に立ち会い、幅広い内容を教えてくれる研修だったため「入社前の不安が一気に払拭されました」と振り返る。完成時には施工前と比べ見違えるほど美しく、計画どおりに仕上がった道路を見て、大きな感動を覚えたそうだ。6月からは基地の誘導路舗装工事の現場に入り、施工前のさまざまな準備に携わる日々。測量、現場写真撮影、毎日の安全書類の作成や作業員の方への共有など、早速、多くの業務を経験できているという。序盤は年上の作業員さんに指示を伝える難しさを感じる場面もあったものの、「少しずつですが、意欲を引き出せるような円滑なコミュニケーションを図れるようになってきました」と笑顔。とはいえ、まだまだ質問してばかりの毎日。自分で考える力を磨き、指示がなくても動けるようになることが当面の課題。その後は二級、一級土木施工管理技士の資格を早期に取得し、一人前の現場監督を目指していきたいと語る。「常に完成形や次にやるべきことを想像しながら、段取りを進めていくのが監督の役目。研修で教わった『イメージを持つこと』の大切さを日々実感しています」。あらゆる可能性を想定しながら指揮を執る所長の姿を見て「どこまで先のことが見えているのだろう」と感服する瞬間もあるとか。目標にしたい先輩の背中を追いかけながら、和田さんは今日も現場で活き活きと学んでいる。BEFORE学生時代はアルバイトで時間効率を考え動く力を身に付けたが、仕事に必要な専門知識や経験が乏しく、不安を感じていた。和田 順哉さん本州統轄事業部 工務部PROFILE2022年入社。生産工学部土木工学科卒業。奨学金返済支援制度やレクリエーション補助金制度、完全週休2日制など勤務環境にも満足しているそう。「今後いろいろな土地に住み、各地の道路に携わっていくことも楽しみ」と語る。AFTER現場で携わる方は優しく丁寧に指導してくれ、入社前の不安は解消。さまざまなチャレンジをする機会を得ている。CHECK THE NAVI詳しい情報は本社所在地:東京都地崎道路株式会社128

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