人を知る プロフェッショナルたちの肖像Portrait Of The Professionals● 不動産(管理)野村不動産パートナーズ(野村不動産グループ)ビルで働くことで 技術者として刺激を受ける「簡単にいうと新築工事以外のもの全てを行う仕事です」と業務内容を語る木村さん。オフィスビルや商業施設の移転やリニューアルなどに伴う、内装デザインやレイアウトの決定、電気や空調、防災など各種設備の調整、協力会社の選定と発注、官公庁への届け出、予算管理など仕事内容は多岐にわたり決して簡単なものではない。電気や空調、衛生など設備分野は技術の進展が著しい世界だ。「大学で勉強した知識や技術だけでは対応できないこともありますが、新しい設備や知識を学べるので非常に刺激的です」とその環境を楽しみつつ仕事に励む。そんな木村さんが入社前と入社後のギャップとして挙げたのは、求められる能力の違いだ。「入社前は知識や技術面が重要だと思っていましたが、お客さまや協力会社と接することが多いため、コミュニケーション能力や折衝能力も非常に重要だと気付きました」オフィスや商業施設の改修工事はスケジュール的に厳しくなることも多い。しかし万が一、入居予定日に間に合わないとお客さまに損害を与えてしまう。「最後は時間との戦いです。円滑に仕事を進めるため、お客さま、協力会社双方と綿密に打ち合わせをするのですが、入社当初は思ったようにできず先輩に助けていただきました」コミュニケーション能力や折衝能力は一朝一夕で身に付くものではなく、日々の仕事を通じて徐々に習得していくものだ。「焦る必要はなく、仕事に真剣に向き合う姿勢が大切だと思います。お客さまへ引き渡した際、お礼の言葉を頂いたときの達成感は格別です。その気持ちの積み重ねが成長につながるような気がします」と木村さんは語る。仕事で心掛けているのは、積極的なコミュニケーションだと木村さんは話す。入社後、二級建築士の資格を取得。現在は、1級建築施工管理技士の取得を目指して勉強中だ。木村 隆一さん建築事業本部 建築インテリア三部 建築課PROFILE2017年入社。理工学部建築学科卒業。現場見学に参加し、先輩たちが働く姿に憧れ入社決意。現在生まれ育った神奈川県横浜市エリアを担当。幼い頃から馴染みあるビルで働くのは照れ臭さもあるが誇らしく思うことも。仕事の幅が広いからこそ人間としても成長できる建築学科出身の木村さん。ゼネコンやハウスメーカーに就職する友人たちが多いなか、野村不動産パートナーズでビル・マンション管理という仕事を選択した。現在の仕事内容とその魅力、そしてやりがいについて伺った。Portrait Of The Professionals本社所在地:東京都野村不動産パートナーズ株式会社(野村不動産グループ)CHECK THE NAVI詳しい情報は132
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