企業研究&インターンシップ完全ガイド 建築・土木系学生版2024
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人を知る 社会人ビフォーアフターBefore After● 専門コンサルティング構造計画研究所“トータルエンジニア”としてより良い建築空間の創出に挑戦大学・研究機関と産業界をブリッジするデザイン&エンジニアリング企業として、1956年の創業以来、様々な社会課題を科学的に解決してきた「株式会社構造計画研究所」。構造設計を軸に“トータルエンジニア”を目指す、入社4年目の社員のこれまでと、これから。Before After構造設計を軸に幅広い知識を大学生・院生時代は建築構造に関わる研究室に所属し、最適化技術を応用した設計システムの開発に取り組んだ福田さん。構造のみならず最適化技術やプログラミングなど、幅広い分野の知識が増えていくことにやりがいを感じながら研究に打ち込んでいたという。「得意分野の異なるメンバーと協力して研究に取り組む中で、様々な領域の知識をつなぎ、新しいものをつくる〝トータルエンジニア〟になりたいという夢を抱きました。構造設計とシステム開発の双方を手掛ける当社に興味を持ち、約1ヶ月間のインターンシップで実際の業務を経験。仕事の面白さ、研究室のような雰囲気に魅力を感じ、入社を決めました」福田さんは、構造設計部の一員として、超高層建築や木造建築など、専門性の高い建築物の構造設計に携わってきた。大学で学んだ構造力学の知識、交響楽団サークルの運営を通して培ったコミュニケーション能力を生かし、設計という〝正解〟のない課題に挑戦する日々。自分の考えをしっかりと構築した上で、他者の意見に耳を傾けるのがモットーだ。様々なプレーヤーと協力し、顧客の困り事を解決する仕事に大きな喜びを感じているという。「意匠設計者と共同で取り組んだプロポーザルでは、構造のみならず、防災、IoTの活用など、全社的な提案を行うことができました。私のミッションは意匠設計者の〝夢〟を実現することです。意匠設計者との信頼関係を深めながら、〝トータルエンジニア〟として、より良い建築空間の創出に挑戦していきたいです」そう語る福田さん。構造計画研究所の挑戦する気概、風土、DNAを見事に継承しつつある。BEFORE新しいことにトライしようと、学生時代は交響楽団サークルに所属し、バイオリンに挑戦。年2回の演奏会の運営を取り仕切った。福田 海里さん構造設計部PROFILE2019年入社。総合理工学研究科工学専攻修了。大工の父親の影響で建築を志す。建築物の安全性に興味を持ち、構造設計の道へ。会社では部門横断のワーキンググループのほか、釣り・スキーの同好会にも積極的に参加している。AFTER構造設計はデスクワークと同じくらい、コミュニケーションが求められる仕事。交響楽団サークルでの経験が生きている。CHECK THE NAVI詳しい情報は本社所在地:東京都株式会社構造計画研究所136人を知る 社会人ビフォーアフターBefore After

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