企業研究&インターンシップ完全ガイド 建築・土木系学生版2024
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仕事を知る 新たな価値創造へ│挑戦する企業Challenge Beyond Limits● リース・レンタル丸紅建材リース設計部門で活躍する松浦一希さん。「重仮設鋼材は、設計次第で現場が快適に。構造力学や設計力、開発力も生かせます」重仮設鋼材リース事業を牽引丸紅建材リースは土木・建築の基礎工事に不可欠な重仮設鋼材を主に、リース・販売から設計・施工まで一貫して行っている会社だ。例えば高層ビルや高速道路、浄水場などの建設現場において、地下の掘削の際に周囲の土が崩れないよう土留めを施し、工事の安全と効率化に貢献している。「構造力学の知識や設計力を生かし、幅広い建設工事に貢献できる点は魅力です。近年も首都圏の駅直結の高層ビルの工事に当社の製品・技術が採用され、設計・積算を担当できたことはやりがいでした」とは松浦さんだ。同社は近年「脱炭素」を念頭に入れた新商品開発に積極的。山留壁を支え作業スペースを確保する「高強度腹起し材」、中間杭の本数減が可能な角形鋼管の「コラム切梁」、発生残土がなく、高い施工能力をもつ「圧入式バイブロ併用杭打機」などは同社の強みとなる製品や施工機械で、工期短縮や燃料の低減・省人化に大きく貢献。他にも「IoTによる切梁異常検知・自動通知システム」も他社と共同開発している。「設計・施工アイデア発表会」を開催していることも特徴で、若手も発信できる風土がある。「当社は部署の壁がなく、連携しやすい環境。良き人柄と技術を持った人と人のつながりは、最大の強みだと思います」と松浦さん。同社はタイで30年以上の事業実績があるが、近年は中国にも進出。現地で主流であるコンクリート製土留めを鋼製山留材に変更したグリーン施工技術に取り組む。鉄鋼製品をリースで繰り返し使う事業モデル自体、持続型社会への貢献度が高い同社。今後は若手の向上心と発想力が、新たな価値創出の後押しとなるはずだ。企業の特徴丸紅グループの一員として国内外で脱炭素、環境負荷低減に寄与するとともに、東南アジア中心に社会インフラ整備に貢献している。丸紅グループの一員国内の実績を海外へ1社員の関係性が良好連携が高品質を生む2経験豊富な先輩から直接学べる機会が豊富。設計と施工、営業など部署間で連携がしやすく、チーム力が高品質を生む源泉に。アイデア発信の機会、研究開発できる場も3年に1回、新技術や工法の発掘を目的に「設計・施工アイデア発表会」を実施。新製品の研究・開発も、工務統括本部で行っている。COMPANY’S 3 FEATURES多様な建設現場を支援できる面白さ国内外で「脱炭素」社会をリード大手総合商社・丸紅の主要グループ会社で東証スタンダード上場企業の丸紅建材リース。創立54年の実績を基に、重仮設鋼材(鋼矢板・H形鋼等)のリース・販売、設計・施工で業界をリードする存在だ。全国のインフラ整備や都市再開発、災害復旧活動、海外にも貢献している同社の挑戦に迫る。Challenge Beyond LimitsCHECK THE NAVI詳しい情報は本社所在地:東京都丸紅建材リース株式会社56仕事を知る 新たな価値創造へ│挑戦する企業Challenge Beyond Limits

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