企業研究&インターンシップ完全ガイド 建築・土木系学生版2024
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● 建設安部日鋼工業人を知る 社会人ビフォーアフターBefore After巨大な建造物に携わる責任感と完成時の達成感が仕事の醍醐味!プレストレストコンクリート技術を核に、橋梁や上下水道タンクなどの設計・施工に携わる安部日鋼工業。社会基盤の整備を通して地元に貢献する同社の事業領域に惹かれ、入社を決心した熊崎さん。最初に配属された工事課の仕事内容とやりがい、将来の夢を語ってもらった。Before After現場を十分に経験した上で 設計者として活躍したい母親の影響もあり、小さい頃からモノづくりに関心があった熊崎さん。大学時代は建築設計や模型製作を学びながら、友人と出かけた海外で世界的に有名な建築物の迫力に圧倒された。地元・岐阜県の企業を中心に見て回った就職活動では、安部日鋼工業の先輩社員が笑顔で働く姿に強く惹かれたと言う。「最終的な決め手は、規模の大きい社会インフラ構築に携われること。そして、地元に貢献できることです」入社後、施工管理を担当することになり、体力面や人間関係に少しだけ不安を感じたそう。しかし、実際の現場では先輩社員や協力会社のスタッフから丁寧なサポートを受け、徐々に姿を現す巨大な建造物に胸を高鳴らせた。気付けば、不安な気持ちはどこかに消えていた。現在は、3000㎥の規模を誇る水道タンクの施工現場を担当。2年の工期も終盤を迎えた今の気持ちを「覚えることだらけの毎日で、1年はあっという間だった。そんな中でも、仕事を計画的に進められたのは、造園の授業で3か月かけて模型をつくった経験があるからこそ」と話してくれた。当初は読み間違えることもあった測量作業も、上司のアドバイスを参考に自信を持ってできるまでに成長。小さなミスも許されない仕事を担う責任感、高さ6mの円筒状の水道タンクを目の前にした達成感など、施工管理の醍醐味を味わっている。そんな熊崎さんの夢は、一級土木施工管理技士の資格を取得し、社会インフラの設計に挑戦すること。「現場を知り尽くした設計者として、さらに地域に貢献したい」と、きょうも笑顔で現場に足を運ぶ。BEFORE友人と海外に出かけては、さまざまな様式の建築物を見学。フランスでは、凱旋門やモン・サン=ミシェルの荘厳な雰囲気に感動!熊崎 佑香さん中部支店 工事部工事課PROFILE2021年入社。生活環境学部環境デザイン学科卒業。DIYが趣味の母親の影響で、モノづくりに興味を持つ。建築設計や模型製作を学ぶため、名古屋の大学に進学。同社に入社した理由が、先輩社員の人柄と職場の雰囲気の良さ。AFTER橋梁や配水池の建設現場をまとめる施工管理者として活躍。現場では作業の流れと工期を意識し、スムーズな施工に貢献。CHECK THE NAVI詳しい情報は本社所在地:岐阜県/東京都株式会社安部日鋼工業89

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