企業研究&インターンシップ完全ガイド 建築・土木系学生版2024
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人を知る 社会人ビフォーアフターBefore After● 建設J‒POWERハイテックインフラ技術の集大成であるダムに持てる技術のすべてを注ぎ込みたい「ダム好き」が高じ、全国で多くの巨大ダムを管理する同社で働きたいと入社した野田さん。高いノウハウを有し、「水力保守管理」と「施工管理」の専門職として、全国の事業所や他部門からの依頼を受けて技術支援を行っている野田さんにお話をうかがった。Before After人々の生活の根幹を支える仕事J⊖POWERグループが保有する全国約90カ所の発電所や送変電設備の建設から保守管理までを行い、電力の安定供給を支えるJ⊖POWERハイテック。同社の中で、野田さんは土木部門の専門家として全国のダムや水力発電所の保守管理と施工管理を手がけている。「現在は、これまでの経験を活かして、ダム放流や風力発電所の変圧器リプレース工事などの支援業務を行っていますが、発電設備は、多種多様な職種や技術が協力しあって成り立つもの。より精度の高い仕事を行うためにも、発電や他部門の知識など様々なスキルの必要性を痛感しています。当社が建設・管理する設備は、私たちの生活や経済活動の根幹を支えており、自分の仕事がその一端を担っていると思うと、大きなやりがいを感じます」と語る。また、社員の価値を上げることが会社の発展につながると考える同社は、多彩な研修制度やOJT、資格取得支援など、人財育成にも徹底して力を入れている。「入社後は、上司や先輩のフォローのもと、いろいろな事業所で現場経験を通してスキルアップ。面談や挑戦したいことを発信できる機会もあるため、主体的に仕事に取り組むことができるんです」そんな野田さんは、将来の目標についてこう語った。「管理している全国の多種多様な巨大ダムや設備のもとで幅広い業務を経験できるのが当社の魅力。今後は、そこで得たスキルや経験を大切に、保守管理と施工管理をこなせる土木のプロフェッショナルをめざしたい。そして、多様な部署や職種が互いに強みを発揮できる環境で、真摯に業務に向き合っていきたいと思っています」BEFORE4年間、ボランティアでキャンプカウンセラーを経験。子どもたちの思い出づくりに寄り添えたのが喜びであり貴重な財産だ。野田 佳寛さん発電事業本部土木部 土木グループPROFILE2017年入社。工学部都市環境学科土木工学専攻卒業。小学生の時、大自然の中に突然、巨大な人工構造物が出現するダイナミックなダムの景観に魅了される。趣味のバイクで全国のダムを巡り、集めたダムカードは150枚以上。AFTER大学では社会インフラや都市計画、材料力学を主に研究。「得た知識が1級土木施工管理技士の資格取得に役立ちました」CHECK THE NAVI詳しい情報は本社所在地:東京都株式会社J–POWERハイテック96人を知る プロフェッショナルたちの肖像Portrait Of The Professionals

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