でき、部署や年代を問わずに意見交換のできる良好な人間関係が築かれている。年2回、職員が職員に投票する表彰式「CSキラリ賞」というユニークな制度があり、お互いを認めて褒め合う文化が定着。委員会活動を通じて他部署と接する機会が多く、院内イベントでも交流を深めているそうだ。このような手厚い教育支援体制と人に恵まれた職場が整う同院であれば、患者に寄り添った看護でやりがいを感じながら、長く安心して活躍できるはずだ。できる」など患者からは喜びの声が寄せられている。一方、看護師からも日常会話を通して患者との距離が縮まり、意思疎通が図りやすくなったと好評を得ている。気持ちにゆとりを持って働くことができ、残業も削減できているそうだ。働きやすい職場で理想のキャリアを支援看護師は患者に最も近い存在。一人ひとりの病状や心情などを医師などのスタッフに伝え、よりよいケアを提供するチーム医療のキーパーソンとしての役割を担う。専門知識はもちろんのこと、リーダーシップなど様々なスキルが求められる。そのため、同院では、成長段階に応じたキャリア開発ラダーに沿った教育支援を行い、プリセプターや教育担当者、責任者などが協働して集合研修やOJT指導によるきめ細かなサポートを実践。さらに、時間や場長田病院は、一般急性期と地域包括ケア、医療療養型、緩和ケアの病棟を有する内科のケアミックス型病院。訪問診療などの在宅ケアにも力を入れ、「地域の方がしあわせにふる里に生きる」ことができるように、患者が望む場所で療養できる体制を整えている。さらに看護部では、患者とその家族に寄り添い、安全で安心できる質の高い看護を実現するため、患者の声に耳を傾け、思いをくみ取ることを大切にしている。その一環として、2021年にはセル看護提供方式を導入した。これは業務のムダを省き、患者のそばで看護業務に専念するためのシステム。看護師はナースステーションに戻らず、病室でジャストインタイムのケアを実践する。病状の変化にいち早く対応でき、「常に看護師がそばにいてくれるから安心所を選ばずに主体的に学べるeラーニングを揃え、院外研修は交通費や研修費を病院が負担して看護師の学びたい意欲をバックアップする。さらに将来は、管理者コース、専門コース、ジェネラリストコースの選択ができ、認定看護師については学費の助成制度を設け、働きながら資格が取得できるように支援を行っている。医療現場では、チームワークが何よりも大切だが、同院ではそれぞれが対等な立場で多職種連携がセル看護提供方式を導入患者に寄り添ったケアをCONTACT病院種別 民間病院病床数 182床(一般96、療養86)職員数 260名(2022年4月現在)看護師数 125名(2022年4月現在)看護配置基準 10:1院長木下 正治看護部長江崎 宣子診療科目内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、アレルギー科、リハビリテーション科、放射線科、糖尿病内科、緩和ケア内科、胃腸内科、肝臓内科、人工透析内科、老年内科医療法人清和会 長田病院〒832-0059福岡県柳川市下宮永町523番地1TEL.0944-72-9607(事務課直通)https://www.seiwakai.info/1 診療科や職種を問わずに職員同士の仲がよく、明るく活気溢れる職場。それぞれが専門性を発揮しながら多職種連携を行い、患者の退院までチーム全体でサポートを行う。2 病棟では、プリセプターや先輩が見守るなか、一つひとつ丁寧な指導を受ける。職場全体で人を育てようという風土が根づいているため、新人も自分のペースで安心して業務を覚え、スキルを身につけられる。21はこちら内科病棟で経験を積み、緩和ケアも学びたいと思い、当院を志望しました。1年目の今は、先輩たちの優しい指導のもとで学んでいます。苦手な点滴では、先輩の腕を借りて針を刺す練習につきあってもらいました。患者さんとの距離も近く、楽しく働きながらスキルアップを目指せる職場です。室園 弥佑さん看護部message105
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