社会でやってみたいことは何ですか?なぜ、それをやってみたいのですか?あなたにとって「成功の定義」とは何ですか?Q.1Q.2Q.3□ 勤務地□ 業務内容□ 給与□ 医療度の分類□ 規模□ 設備□ 雰囲気・職場環境□ チーム医療への取り組み□ 配属□ 勤務体制や働き方□ 休日・余暇□ 福利厚生□ (関わりたい・学びたい)科目や領域□ 資格取得支援制度□ 資格取得者の在籍数□ 教育制度□ 成長への支援/環境□ 相談・サポート体制あなたはどんな職場で働きたいと思うだろうか。それを見定めるためのポイントはいくつもあるが、理想を挙げればキリがない。まずは3~4つ程度に絞り込んでみよう。それに優先順位を付けた結果が自分にとっての「軸」となる。このとき、「自分が“そこ”にこだわる理由」を考え、明確にしておこう。いくつかの法人を見比べるうちに優先順位が入れ替わっても、自分の中で筋が通っていれば迷わずにすむ。上記のような「軸」となる項目に加えて、法人を比較するときに外せないポイントがある。次のような視点で法人をチェックしておけば、志望動機の作成に役立つだけでなく、最終的に入職先を判断するときの決め手にもなってくれる。自分を見つけるための3つの質問「就職活動のための自己分析」を意識しすぎると、内定から逆算して考えたような浅い分析になってしまいがち。これから始まる社会人としての人生をどう過ごすか、根本的な部分について自問自答してみることも大切だ。自己分析を始めるときはもちろん、進路に迷いが生じたときにも、次の3つの質問に答えてみよう。あなたが働く上で大切にしたいことは?就職活動は、自身の「仕事に対する価値観」をあらためて考える機会となる。実習やインターンシップ、OB/OG訪問などを通して、たくさんの社会人と話をしてみよう。そのなかで、自分が何を大切にして働きたいのか見えてくるはずだ。例えば、次のような項目をヒントに考えてみよう。基本項目から考える入職先を考える上で最も基本的な項目が、勤務地、待遇、福利厚生、休日休暇といった労働条件。それに加えて、診療科(病棟)、看護体制、病床数、職員数なども、働く上で要チェックの基本項目だ。まずはこれらについて、入職するにあたって何を優先したいか考えてみよう。病院の種別や機能から考える病院を開設者別にみると、国立病院、公立・公的病院、大学病院、一般病院の4つに大別される。また機能別には、特定機能病院、地域医療支援病院、一般病院の3つに分けることができる。こうした種別や機能を手がかりに、自分にマッチしそうな病院を探してみよう。病院の役割から考える例えば、「救急やがん医療に特化している」「在宅医療に強い」「へき地医療の拠点」など、その病院がどんな役割を担う存在かを理解することが大切だ。具体的には、医療機能をはじめ、各種病院指定や施設認定、学会認定などの項目を比較してみるとよいだろう。教育制度から考える看護師としての成長は、入職後にどのような教育を受けられるかで大きく左右される。「プリセプター制度あり」「自院で階層別研修を毎年実施している」などといった院内の教育制度はもちろん、院外研修や学会などへの参加がどれくらい実施されているかも確認しておこう。思い描くキャリアから考える自身が思い描くキャリアを実現できる職場かどうかは、必ず入職前に確認しておきたい。すでに働きたい診療科が決まっている人は、「希望の科で働ける」「〇〇分野のナース活躍中」といった項目をチェック。スペシャリストをめざすなら専門・認定看護師の人数なども調べておこう。ワークライフバランスから考える「働き方改革」の波は医療現場にも押し寄せている。看護師として活躍するには、プライベートも大切だ。「育児休業最大2年延長可能」「年間休日120日以上」「ローテーションをきっちり守る」といった項目から、自分らしい人生を歩むために重視したいことを考えよう。病院選びの「軸」を持つ病院を比較するときのポイント和やかな職場/都会で働く/自宅から近い/残業が少ない/転勤が少ない/海外勤務がある職場環境高い収入/充実した福利厚生/安定した雇用/病院の発展/社会の発展/地位や名声手に入るもの社会に貢献する/事業が発展する/世の中から評価される/患者さんの顔が見える/患者さんの喜び/仲間との一体感やりがい社外の人と接する/個人の裁量権が大きい/多様な仕事をする/趣味を生かせる/創造力が発揮できる/能力が身につく業務範囲・内容学生の皆さんには難しい質問だと思いますが、大切なのは現段階での思いを言語化しておくこと。自分の価値観について今の時期から考えておくことで、「いつの間にか誰かの言いなりになって働いていた」という事態を防げるはずです。KEE’S CHECK!17
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