認定看護師の母を目指し急性期看護を学べる環境へ「看護師の道を志したのは、母の影響が大きいですね。4人の子どもを育てながら、自宅でも勉強に励み、認知症看護の認定看護師を取得した母。その姿をみて育った私は、『いつかは自分も看護師になるんだ』『専門知識を身に付けるために一生懸命勉強するんだ』と、小学生の頃から心に決めていたんです」そう語るのは、堀口南さん。板橋中央総合病院の消化器内科で成長を続ける入職2年目の看護師である。高校卒業後、3年制の看護専門学校に入学。急性期病棟での臨地実習を数多く経験する中で将来へのビジョンを固めていった。「実習で最も印象に残っているのは、がん終末期の緩和ケアを経験したことです。患者さんとの関わり方やケアの仕方について、先生や担当看護師と何度も話し合う中で、『将来的に緩和ケア認定看護師を目指そう』という想いがだんだん強くなっていきました。そのためにも、まずは急性期看護の基礎的な知識・技術をしっかりと身に付けようと。そこで当院への入職を志望したんですね。見学会やインターンシップに参加した際に、現場のリアルな声を聞かせてくれた先輩方の明るく、話しやすい人柄、病棟のフラットな雰囲気はもとより、充実した教育体制も大きな魅力でした」板橋中央総合病院では入職から5年間で一人前の看護師を育てるオリジナル研修制度「ICNES(イクネス:板橋臨床看護師研修制度)」を構築している。1年目は先輩看護師に見守られながら「基礎」を学ぶ。2年目は自分で考え、積極的に行動しながら「自立」する。3年目はプリセプターとして「教える」。そして4〜5年目には「専門性」を高め、知識を深めるためのカリキュラムが用意されている。「看護技術の基礎をしっかりと身に付けた上で、5年目のセレクト研修でがん看護を専門的に学ぶこともできる点に魅かれたんです。また、国内外約140箇所の医療・介護施設を展開するIMSグループの基幹病院ならではの特徴は、最新鋭の機器・治療法が数多く導入されていることや検査件数が多いこと。病棟のみならず外来や内視鏡検査の介助にも携わることができるなど、多岐にわたる経験を積めるのも大きな魅力でした」プリセプターのサポートで着実にステップアップ板橋中央総合病院の新人看護師は3月に実施する入職前研修からスタート。4月にはバイタルサイン測定や日常生活援助の演習、基本的な看護技術の習得に励む。また、5月からは入職3年目の先輩看護師(プリセプター)とペアとなり、患者さんのケアや看護に当最大の魅力は働きやすさ夢や目標の実現に向けて学ぶ喜びを感じられる現場へ医療法人「IMSグループ」の基幹病院「板橋中央総合病院」で活躍中の堀口南さん。学生時代の臨地実習、入職後の研修、現場での苦労とやりがい、仕事とプライベートの両立……。認定看護師の母に憧れて同じ道を志した彼女の挑戦と成長の軌跡を辿った。Life Style入職2年目は「自立」に向けて、実践的な看護技術やチームマネジメントの基本を学んでいます。当院に入職してよかったなと思うのは、とても働きやすい職場環境に恵まれていること。チームメンバーだけでなく、他職種ともコミュニケーションを取りながら仕事に取り組んでいます。今後はこれまでに吸収してきた知識を現場で活用し、自らの目標の実現に向けて一歩一歩成長していきたいです。看護師のライフスタイル板橋中央総合病院(IMSグループ)民間病院56
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