マイナビ看護学生 就活BOOK2024
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高度な先進医療を提供する特定機能病院の役割と、災害時の医療救護活動において地域の中心的な役割を担う災害拠点病院の役割をあわせ持ち、医療を通じて社会に貢献する関西医科大学附属病院。Mさんが勤めるのは、各診療科の高度な診療技術を融合させながら、北河内二次医療圏域における急性期医療の最後の砦として、あらゆる領域の重症症例を24時間365日体制で収容・診療する高度救命救急センターだ。「このセンターに勤める看護師は、ICU・HCUと初療室と救急病棟に所属が分かれ、その中でも、救急搬送された患者さんの初期治療をする初療室は、ある程度経験を積んだ看護師が担当します。私はICUの所属で、患者さんのモニタリングやアセスメント、ご家族のケアなどを行います。中でも種々の苦痛や不安を抱える患者さんの心に寄り添うことを大切にしています」患者さんは重症度も疾患もさまざまで、それぞれに厳密な管理が求められるため、入職1年目の頃はどうしてここを選んだのだろうと思うほど大変だったというMさん。「そんなとき、頼りになったのが指導役の先輩で、業務の面でもメ充実の教育制度と先輩が慣れないMさんを支えてくれた主体性を持って自己研鑽に努め常に最善の看護を実践複数の診療科領域にわたる重篤な救急患者を24時間体制で受け入れる高度救命救急センターで働くMさん。どうしてここを選んだのだろう……と思うほど大変だったという成長の過程を振り返りながら、仕事をする上で大切にしていることや将来の夢、プライベートについて話を聞いた。Life Style大学時代の実習で急性期医療に興味を持ち、中でも重症の患者さんを丁寧にケアしながら心身を支える救急に憧れるようになりました。当院を選んだのは、職場見学会に参加した時に院内の雰囲気がとても良く、生き生きと働いている先輩たちの姿が格好良く見えたから。シスター制度をはじめとする教育制度も充実していて、ここならしっかり学んで成長できそうだと思いました。関西医科大学(附属病院/総合医療センター/香里病院)大学病院看護師のライフスタイル66

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