にアドバイスするなど、メンタルのケアを特に大切にしています」指導役と同時に初療も担当するようになったが、初療の領域では1年生。今は豊富な知見を持つ先輩たちのもとでさまざまな症例を経験し、1例1例を振り返りながら知識と経験を積み重ねているところだという。これからも、学びが続くことに変わりはないが、その学びがより一層生かせる新たな目標も見つかっている。「DMATのメンバーとして活躍されている先輩の姿に刺激を受け、私もDMATの看護師をめざすようになりました。どんなに大変でも目標があれば頑張れる。厳しい災害現場でもチームの一員として貢献できるよう学びを深めていきたいと思っています」仕事でもプライベートでも同期の仲間は心強い存在一瞬たりとも気の抜けない現場で常に緊張感を持って働いているンタルの面でも手厚くサポートしてもらいました。緊張して自分から話しかけられなかった他の先輩方とコミュニケーションが取れるよう、そっとつないでくれたこともありました。同じセンターの同期も心強い存在で、1年目の頃は仕事が終わったら毎日みんなでわからないことを共有して次の勤務に備えていました。そうしたチームワークがあったからこそ乗り越えられたのだと思います」入職3年目の今年度は、指導役として後輩のサポートも担当している。「これは私の経験ですが、1年目の頃、早く一人前にならなければという思いが強すぎて、職場に行くのがつらくなってしまったことがありました。でも、それは人の命を預かる看護師ならよくあること。ですから、私が先輩にそうしてもらったように、後輩の表情がちょっと硬いなと思ったら私から声をかけたり、自らの経験をもとため、休日は心を休めてリフレッシュすることを大切にしている。カフェに行ったり、買い物をしたり、普段はごく普通の25歳だ。「大変なことやつらいことがあったときには、やはり互いの仕事を理解し合える同期と話すのが一番です。一緒においしいものを食べて、いろいろなことを話したり聞いたりしながら、気持ちを切り替えるようにしています」中学時代から続けているというテニスも、大切にしている趣味の一つ。「長期の休暇が取れたときには、学生時代の友人と集まってテニスをしたり、スノーボードに行くこともあります。私は新型コロナウイルスが流行り始めた2020年の卒業で、卒業旅行に行くことができなかったので、状況が落ち着いて心置きなく旅行ができるようになったら、みんなで休みを合わせて海外に行こうと決めています」プライベートでは、自分の選んだ物件で一人暮らしを満喫中。住宅手当があるのでとても助かっています。休日は、食事や買い物に行ったり、テニスやスノーボードをするなど、外に出て気分転換をすることが多いですね。さまざまな看護技術を動画で確認できるeラーニングが導入されているので、翌日担当する介助がわかっていれば、その予習をすることもあります。CONTACT学校法人関西医科大学(附属病院/総合医療センター/香里病院)〒573-1010大阪府枚方市新町二丁目5番1号TEL.0120-012-477(人事部人事研修課)https://www.kmu.ac.jp/nursrecr/M.M.さん関西医科大学附属病院職種 看護師入職年 2020年出身校所在地 京都府病院所在地 大阪府診療科目 救急医学科Profile中学校の職業体験で看護師の仕事を体験。そこで、専門的な知識と技術をもって人のために何かができるということに魅力を感じ、看護師を志す。就職に際しては、現在の職場である高度救命救急センターを見学し、颯爽と働く先輩たちの姿に憧れ、入職を決めた。はこちら病院種別 大学病院病床数 附属病院:751床総合医療センター:477床香里病院:199床職員数 附属病院:1,712名総合医療センター:1,010名香里病院:313名(2022年7月現在)看護師数 附属病院:912名総合医療センター:559名香里病院:168名(2022年7月現在)看護配置基準 7:1院長附属病院:松田公志、総合医療センター:杉浦哲朗、香里病院:岡崎和一看護部長統括看護部長:安田照美、附属病院:島村里香、総合医療センター:谷田由紀子、香里病院:安本マリ外来患者数 4,128名/日平均 (3病院計)入院患者数 1,297名/日平均 (3病院計)診療科目血液腫瘍内科、呼吸器腫瘍内科、呼吸器・感染症内科、循環器内科、腎臓内科、内分泌内科、消化器肝臓内科、救急医学科、心臓血管外科、呼吸器外科、脳神経外科、整形外科、腎泌尿器外科、肝臓外科、胆膵外科、消化管外科、小児科ほか67
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