マイナビ看護学生 就活BOOK2024
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屈託なく笑い合える子どもたちと共に   森柗 私の場合、当院の存在は学生時代から知っていました。しかし、医療的なケアについて知ることが先だと考え、一般病院を経ての入職となりました。高野さんが、当院での仕事に興味を持ったのは、どういう経緯からですか。   高野 私が通っていた小学校・中学校では同じ敷地内に、特別支援学級が設置されていました。当然、昼休みなどは同じ校庭で遊んでいたため、障がいがある子と関わる機会が多かったわけです。いろんな機会に、私を笑顔にしてくれる子たちと接するうち、こんな素敵な子どもたちが集まる職場なら、笑顔で働き続けられるんじゃないかと考えました。   森柗 仕事に取り組み始めて、まず戸惑ったのはどんなことでしたか。   高野 一番は、配属された病棟に、言語を通したコミュニケーションがとれる患者さまがいなかった点です。そうなると、微かな目の動き、筋肉の緊張などから読み取るしかありません。最初は難しかったのですが、じっくり時間をかけて接しているうち、なんとなく理解できるようになっていきました。患者さまの、微かな変化を察知し質の高い生活を後押しする看護東京小児療育病院では、超重症・準超重症とよばれる、医療依存度の高い患者さまを多く受け入れている。その最前線に立つ職員は何を考え、感じながら仕事に取り組んでいるのか? エキスパートナースと入職3年目の若手、お二方の臨場感あふれる会話から、現場の雰囲気を読み取ろう。Real Talk高野 茜さん東京小児療育病院職種 看護師入職年 2020年出身校所在地 東京都病院所在地 東京都診療科目 小児科若手看護師森柗 直美さん東京小児療育病院職種 看護師入職年 2003年出身校所在地 東京都病院所在地 東京都診療科目 小児科先輩看護師看護師リアルトーク東京小児療育病院民間病院84

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