マイナビ看護学生 就活BOOK2024
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しいと思ってもらえる雰囲気作りにも、あたたかな配慮を感じることができる。また教育担当師長が一人ひとりと面談し、「あなたにはこんな看護が向いている」「この方向を目指してみたら」などとアドバイスを受けられる。焦らず、ゆっくり、個々のペースで着実にスキルを身に付け成長していける環境。それが同院の特徴だ。今では高い教育効果から欠かせないものになっている。コロナ禍にて養成校の大半で臨地実習が中止または短縮となったため、巣立ちに不安を覚える学生もいるかもしれないが、同院の研修内容は実に心強い。「ふたば研修」では患者さんとコミュニケーションをとることから始め、看護の基礎技術や知識を着実に身に付けていく。そして、研修後は看護部長と面談した上で希望の部署へ配置をする。予防から急性期、在宅医療まで一貫した総合医療を提供する同院では、看護師の活躍の場も多彩である。「やりたい看護」に向けて、キャリアの第一歩を安心して踏み出すことができる。6月からは配属先でプリセプターシップを導入し、チーム全体・部署全体で一人の新人看護師をサ看護技術をはじめ、免許取得後に習得しなければならないスキルや知識が多い看護師は「卒後教育」がきわめて重要な職種だ。どの病院も新人教育に重きを置いているが、イムス三芳総合病院は特に丁寧さ、細やかさに注力している。とりわけ感銘を受けたのは、入職後の4~5月に行われる「ふたば研修」である。これは、院内のあらゆる部署を回るローテーション研修。少人数のグループで、それぞれの部署を数日かけて体験する。この「ふたば研修」によって、病院の環境や各病棟の雰囲気、看護の実際を知ることができる。看護大学の学生などは就職活動や国家試験の勉強を行うため、最後の臨床実習を終えてから、仕事に就くまでにかなり間が空いてしまう。もともとはそのことを懸念して始めた「ふたば研修」だが、ポートする。教育内容とその成果の評価には「イムス三芳キャリアラダー」を導入。ほかにもオンライン教育ツールを用いるなど、いつでも、どこでも学習できる環境を提供している。教育研修に加えて、多くのスタッフは「和やかな職場環境」を同院の魅力として挙げる。スタッフたちのお互いを大切にする姿勢が印象に残った。例えば、実習生を迎えるにあたり、部署で手作りのウエルカムボードを作成している。実習が楽自分の目指す看護師像に導いてくれるサポート体制「ふたば研修」はたっぷり2カ月環境に慣れつつ技術を習得する「ふたば研修」では患者さんとコミュニケーションをとることから始め、実習では学ぶことのできないことを一つひとつ丁寧に学んでいきます。「焦らず、ゆっくり」成長していけるようサポートしています。K.K.さんmessageCONTACT病院種別 民間病院病床数 273床職員数 655名看護師数 301名看護配置基準 7:1院長田和 良行看護部長梅村 裕子外来患者数 1日平均530名入院患者数 1日平均220名診療科目内科、呼吸器内科、循環器内科、消 化器内科、腎臓内科、リウマチ科、神経内科、外科、呼吸器外科、消化器 外科、整形外科、脳神経外科、小児科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻いんこう科、麻酔科、形成外科、リハビリテーション科、肝臓内科、血管外科、放射線科、内分泌・代謝・糖尿病内科、乳腺外科、産婦人科医療法人社団 明芳会 イムス三芳総合病院〒354-0041埼玉県入間郡三芳町藤久保974-3TEL.049-257-3830(総務課)https://www.ims.gr.jp/miyoshisougou/1.2 病棟全体で新人を育て、不安を抱え込むことなく着実に成長していける環境だ。21はこちら教育担当師長89

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