マイナビ看護学生 就活BOOK2024
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内のSNS上で感謝の気持ちを伝え合う取組みだ。「口頭でも日常的に感謝を伝えていますが、文字にして表されると異なる嬉しさがありますね。こうした取組みの効果もあり、看護師はもちろん医師やコメディカルスタッフを含めた職員の人間関係が良好なことが働きやすさを支えていると感じます」(後藤副看護部長)自分らしさを存分に発揮して、同じビジョンを共有する仲間と支え合いながら、先端的な医療を支える力を養える環境が整っている。化(Change)」の3Cを実践できる看護師だ。そのために、現場の中でチャレンジや協働を促して成長の機会を設けているほか、スキルやキャリアの向上に向けた教育プログラムを充実させている。教育プログラムの大きな柱が、看護師として必要な知識や技術、態度を段階的に育成する「クリニカルラダーシステム」だ。この教育制度では経験や能力などに応じた5レベルに区分し、各時期に育てたい力や直面しやすい課題を踏まえたプログラムを構成している。例えば1年目は疾患の知識や機器の取扱いなど基礎的な内容に加え、ストレス・マネジメントなどを学ぶ。年度末には、「患者さんからもらった宝物」というテーマで全員がレポートを発表し合う。「特に新人の時期は、業務の忙しさや患者さんの命を預かるプレッシャーなど悩みは尽きません。同手厚い教育プログラム看護師を含めた全ての職員が、「生命だけは平等だ」「断らない医療」といった理念を共有し、地域医療の中核を担ってきた湘南鎌倉総合病院。以前より救急医療やがん診療などに定評があるが、2021年に先端医療センター、2022年には救命救急・外傷センターが開設され、医療機能の一層の充実が図られた。「理念にひかれて入職される方が多く、皆さん、強い向上心を持って働かれています。先輩の姿に触発されて、『認定看護師を目指したい』『幅広い知識を備えたジェネラリストになりたい』など、それぞれが明確な目標を持って日々成長を続けています」と、副看護部長の後藤明美さんは話す。同院が育成したいと考えているのは、困難やストレスに適応する「レジリエンス」を備え、「機会(Chance)」「挑戦(Challenge)」「変期が集まる集合研修を通して、皆で悩みを分かち合って一緒に成長できる場や雰囲気をつくることに努めています」(後藤副看護部長)さらに個々のキャリアアップを支える制度も手厚く、認定看護師や診療看護師といったスペシャリストを目指す人に対しては、学費支援などのサポートを行っている。一人ひとりが自分らしく働ける環境をつくるため、看護師がお互いを認め合い、支え合える関係を築く取組みにも力を注いでいる。その1つが、サンクスカードや院成長を支える大切な理念看護師として、困難を乗り越える勇気を持ってください。当院は看護師の皆さんがこの場所で「一番輝く自分」になれるように全力でサポートをし続けます。患者さんやそのご家族に寄り添い、「あなたがいてくれて良かった」と感謝されるこの仕事の素晴らしさを経験して欲しいです。後藤 明美さん副看護部長messageCONTACT病院種別 民間病院病床数 669床職員数 2,136名看護師数 795名看護配置基準 急性期一般入院料1院長小林 修三看護部長鵜川 美穂外来患者数 約1,335名/日 入院患者数 約531名/日 診療科目内科、呼吸器科、呼吸器内科、呼吸器外科、消化器科(胃腸科)、消化器内科、消化器外科、循環器科、循環器内科、小児科、精神科、神経科、神経内科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、心臓血管外科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、気管食道科、皮膚科、泌尿器科、こう門科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、歯科口腔外科、内分泌内科、腎臓内科、総合診療科、健康診断科、透析科、血液内科、人工透析科 他医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院〒247-8533神奈川県鎌倉市岡本1370-1TEL.0467-46-9895(看護部)https://www.skgh.jp/1 チーム医療に注力しており、多くの看護師やコメディカルスタッフが協力して、一人ひとりの患者を手厚くケアする体制が整っている。人間関係の良好さがスムーズな連携を支えている。2 部署でのOJT教育だけではなく、集合教育ではフィジカルアセスメントや社会人基礎力を学ぶ。チームで協力し合い課題の達成を目指すグループワークでは、メンバーシップの重要性を体感する。21はこちら93

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