日本のリーディングカンパニー2024
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363日本のリーディングカンパニー第一生命が保険の枠を超えて、あらゆる人々のQOL(Quality of Life)向上に役立つ情報を、お客さま一人ひとりにあわせてお届けすることを目的にローンチしたWebサイト「ミラシル」。開発、そして運営を担当する篠原さんに、ミラシル誕生までの背景を聞いた。「ミラシルという名称はユーザーの『未来(“みら”い)への道標(みち“しる”べ)』となり、希望に満ちた未来に向かって進む人を応援したい、そんな思いが込められています。ミラシルの名称に込めた思いだけでなく、呼びやすさや覚えやすさ、言葉の響きの感じよさといった点でも、最初から気に入っていた名称でした」と話す篠原さんだが、開発にあたり多くの苦労もあったそう。「ミラシルのローンチに向けて、サイトに掲載する記事コンテンツの制作だけでなく、ミラシルを訪れる人を増やすためのイベント・キャンペーン・広告施策といった集客設計も私の担当でした。やらなければならないことが山積みで、どれも社内外の関係者と協議しながら進めていかなければならない案件。しかも、ほとんどが初めて手掛ける内容の業務でしたので、ローンチ前は本当に大変でしたね。立て込んだ仕事にどう優先順位を付け、どうやりくりしていくか、とても苦労しました」関係者とのコミュニケーションを重視しながらプロジェクトを進め、2021年12月27日にローンチ。篠原さんは、稼働したときの様子を「リリースした瞬間は、全員が安堵を感じているような空気が流れたのを覚えています」と教えてくれた。そんな篠原さんが所属するチームが大切にしているのは「読了感、読後感」。稼働後も「お客さまが、その記事を読んで前向きになるか」を判断軸に置き、新たなコンテンツの企画、制作を進めている。「お客さまから『この記事が面白かった』『イベントがためになった』と良い反響をいただいたときは素直にうれしいですし、達成感を感じます。私が関わっているサイト設計も、コンテンツ制作も、ダイレクトにお客さまに届き、結果が目に見えるものです。自身で出したアイデアがすぐに形になって、ダイレクトにお客さまに伝わり、その反響がすぐに返ってきて、次の業務に生かすことができるというのは、とてもやりがいのある仕事だと思っています」ミラシルは、第一生命の1000万名のご契約者を含めた多くのお客さまとのコミュニケーションをデジタル空間で生み出し、新たなオンラインの接点をつくり、お客さまと常につながっている状態をつくっていく。それが、お客さまとの接点を点から線にし、「お客さまの一生涯の日常」に寄り添っていく第一生命にしていくのだ。第一生命が2021年12月にサービスの提供を開始した「ミラシル」について、開発・運営を担当している篠原さん。「ミラシル」をお客さまとの新たなコミュニケーションの場にすべく、まだ世の中にない新しい価値の創出に向け、果敢に挑戦している。目指すのは「読んで前向きになれる情報発信」と「コミュニケーションの場の創出」コミュニケーションデザイン部 オンラインマーケティング課篠原 遥 ※所属・内容は取材当時のものです。2016年入社。政策学部卒業。契約医務部で保険契約に関わるアンダーライティング業務、支社で中小企業を中心とした保険営業支援業務を経験した後、22年より現所属にてミラシルの集客設計・運営を担当している。趣味はホットヨガ。子どもの頃の夢保育士。小さい子と関わることが好きで、ピアノも習っていたことから漠然と保育士に憧れていた。学生時代の夢事業領域が広く、様々なことに挑戦できる環境がある鉄道業界や生保業界に興味を持つようになった。現在の夢DXの専門性を高め、第一生命のデジタル戦略の中で高い付加価値を創出できる人になること。

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