女性のキャリアを考える本2024
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情報処理インテックソリューションパワー(TISインテックグループ)入社以来、金融系システムの開発・保守に携わってきた須山さん。知識ゼロからのスタートで、新人研修では「落ちこぼれていた」と笑う彼女だが、持ち前のチャレンジ精神とポジティブさで着実にステップアップを果たしてきた。最初に入った案件はメガバンク合併に伴う大規模プロジェクト。開発のプロセスを一から学び、3年目に無事にリリースを迎えた際には「末端ではあるものの、社会に役立つものを世に出せたことが誇らしかった」と振り返る。早々に後輩育成やプロジェクト管理にも携わり始め、価値観の異なる相手とも意思疎通を図る力を習得。8年目に主任に昇格した後は、全体業務を円滑に遂行するべく、優先順位の徹底や業務のコントロールに努めてきた。お客様先の担当者やメンバーとコミュニケーションを尽くし、課題解決を図れた瞬間には毎回大きな達成感も。「ノートラブルでリリースすることがいかに大変か、よくわかりました」という担当者からの慰労の言葉も心に残っているそうだ。10年目には、入社後初となる異動を経験。常駐先で一番の上席となり、かつそれまでのジャンルとは大きく異なる未経験のシステムチームで協働しながらプロジェクト毎に成長須山 愛子さん金融システム事業部2006年入社。社会学部社会福祉学科卒業。大学4年次に進路変更し、身近な社会インフラを生み出すIT業界に注目。“さっぱりとして学生思い”な同社の企業姿勢に惹かれて入社。PROFILEエンジニアという生き方Life Style as Engineer当たり前に使えるサービスを守り身近な社会インフラを支えていく独立系大手TISインテックグループの一員として金融・出版・通信など幅広い業界のシステムを手がける同社。多様なプロジェクトで経験を積んできた須山さんのキャリアストーリーを伺った。50入社以来、金融系システムの開発・保守に携わってきた須山さん。知識ゼロからのスタートで、新人研修では「落ちこぼれていた」と笑う彼女だが、持ち前のチャレンジ精神とポジティブさで着実にステップアップを果たしてきた。最初に入った案件はメガバンク合併に伴う大規模プロジェクト。開発のプロセスを一から学び、3年目に無事にリリースを迎えた際には「末端ではあるものの、社会に役立つものを世に出せたことが誇らしかった」と振り返る。早々に後輩育成やプロジェクト管理にも携わり始め、価値観の異なる相手とも意思疎通を図る力を習得。8年目に主任に昇格した後は、全体業務を円滑に遂行するべく、優先順位の徹底や業務のコントロールに努めてきた。お客様先の担当者やメンバーとコミュニケーションを尽くし、課題解決を図れた瞬間には毎回大きな達成感も。「ノートラブルでリリースすることがいかに大変か、よくわかりました」という担当者からの慰労の言葉も心に残っているそうだ。10年目には、入社後初となる異動を経験。常駐先で一番の上席となり、かつそれまでのジャンルとは大きく異なる未経験のシステム

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