出版労務行政研究所ムの裁量に任される部分が大きいのも同所の特色だ。「どのような切り口で読者に届けるか、原稿の依頼や取材先をどこにするかなど誌面構成を自分で創意工夫できるのが魅力です。『HRテクノロジーで人事が変わる』という書籍を制作した際は、構成について著者と議論を重ね、企画から販促までを一貫して担当。手探り状態で進めていただけに、書店に並んだ時には喜びと達成感がありました。仕事を任されることで、日々、自分の成長を実感することができます」と語る。また、所員の生活や成長を大切にする同所では、各種休暇制度をはじめ福利厚生も充実しており、メリハリのある働き方が可能だ。最後に、「人事や労働法などに関する知識がなくても、上司や先輩が丁寧に教えてくれます。新しいことを学び、仕事に生かしたいという意欲のある人が活躍しています」と温かく語ってくれた。「大学時代から労働問題や働き方について関心があった」という金岡さん。出版社で編集の仕事がしたいという思いをかなえる場所として選んだのが、一般財団法人労務行政研究所だ。企業の人事部門に必要な情報を、『労政時報』を中心とした出版物や調査・研究活動を通して発信し続けている。『労政時報』では、働き方改革やテレワーク、ジョブ型雇用、人事に関する最新の法改正情報など多彩なテーマを取り扱っており、金岡さんは、その編集をメインに、企業の給与水準や制度の取り組み状況といった調査や集計、プレスリリースなどにも携わっている。「やりがいを感じるのは、やはり、担当した記事が誌面に掲載された時。役に立ったと感じていただけるのはとても嬉しい」と語る。担当企画において、個人やチー常に、問題意識をもち人の役に立つ情報を発信金岡 圭さん編集部2015年入社。社会学部社会学科卒業。大学で労働関係のゼミに所属していた時、『労政時報』を知る。定期刊行物、書籍、WEBの企画、編集、取材、調査などを幅広く担当。PROFILEWork & Life公私ともに充実できる職場環境のもと責任と裁量をもって意欲的に活躍できる1930年の創立以来、90年以上の歴史と実績を有する労務行政研究所。『労政時報』を中心とする出版物のほか、WEBコンテンツの企画から編集・制作業務で活躍する金岡さんの姿を追った。フレックスタイム制の利用などで柔軟な働き方ができ、子育てとの両立も可能だ。オフタイムには、旅行、観劇、ライブ鑑賞などでエネルギーをチャージ。WORKLIFECHECK THE NAVI詳しい情報は本社所在地:東京都一般財団法人労務行政研究所2月13日公開予定ワーク&ライフ――私の選択63
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