就活準備ガイド チャレンジド2025
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 学部を卒業後︑修士課程に進み︑興味のあったソフトウエアと開発を専門的に研究していました︒やがて就職活動を考える時期になり︑どんな環境の企業で︑どんな仕事をし︑そしてどんな人生を歩みたいのか︑あらためて整理しました︒ まずは︑障がいがあることでキャリアが狭まるような環境は避けたいということ︒そして︑自分が取り組んできた研究や知識が活かせる職場であること︒もちろん研究としてプログラミングができた学生時代と︑企業に入ってからとでは︑求められる成果の形が違うことは理解していました︒それでも大好きなソフトウエア開発には︑ずっと関わっていきたかったんです︒ また漠然と︑プライベートも充実させていければなと︑頭の片隅で考えていましたが︑当時抱いていたキャリアはすべて実現できています︒ ソニーは障がいの有無に関係なく私を戦力として評価してくれました︒入社後のキャリアについても他の社員との違いはありません︒ 入社当初は︑テレビが映る仕組みのプログラムを作成していました︒その後︑社内募集制度を利用し︑グループ会社に出向して︑社内向け情報システムの開発を行いました︒現在は︑地理空間データを解析するシステムの研究開発を行っています︒ オフィスは︑社内のバリアフリーなどが徹底されており︑不便さを感じることはありません︒現在はコロナ禍でもありテレワークで仕事をすることが多いですが︑通勤時間を有効活用できるときは︑子どもを保育園に迎えに行くこともできています︒ ソニーは﹁個﹂の成長を大事にし︑社員の多様性を当たり前のこととして受け入れる風土が創業時から根付いています︒やりたいことをやると褒めてくれる︒そこに障がいの有無なんて関係ないのです︒学生のうちにいろいろな人と交流してくださいソニーグループ株式会社 システムプラットフォーム技術部門デジタルツインシステム開発部● 障がいの種類/下肢障がい● 障がい者手帳の等級/1級● 配慮事項/特になし障がいについて● 説明会参加/5社● エントリー/4社● 面接/4社● 面接で聞かれたこと/ 研究内容、志望動機、配慮事項就活データ栗田 光晴(くりたみつはる)さん◀さらに詳しいインタビューは、こちらをチェック!12

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