10代のときに自身の障がいに対して意識の変化があったという雨郡さん︒ ﹁私の場合は︑外からは見えない障がいということもあり︑高校時代までは自分の障がいをあまり意識することがありませんでした﹂ しかし︑大学生になって改めて自分の体と向き合い︑また︑信頼する主治医の勧めもあって障がい者手帳の交付を受けたと言う︒ ﹁自分ではできると思っていることが︑将来的には負担になるかもしれない︒それなら自分の障がいを理解してくれる企業で働きたいと考え︑手帳を取得しました﹂ 就職活動を進めていく中で︑雨郡さんは﹁パナソニックは他社よりも障がいへの理解が深い﹂と感じたそうだ︒ ﹁パナソニックは︑私の将来と障がいの状態にしっかりと向き合ってくれました﹂ 入社後も︑雨郡さんの状態についての主治医からの手紙が産業医︑上司︑雨郡さんで共有されるなど︑就職活動時に感じた安心感はその後も続いていると言う︒ かつての雨郡さんのように一般採用か︑障がい者採用かを迷う学生も多いだろう︒そんな学生への雨郡さんからのアドバイスは︑主治医の言葉に耳を傾けることだと言う︒ ﹁主治医の先生の助言で︑自分の状態を客観的に知ることができます︒私は無理なく長く働けることを最優先に考えつつ︑自分のやりたいこととも照らし合わせ︑結果的に就職活動を成功させることができました﹂ 就職活動成功の背景には︑委員会活動など学生生活をエネルギッシュに過ごしたことも起因している︒ ﹁思い切り楽しんだ学生生活の活動を認め︑評価してくれたのもパナソニック︒今はまだ自分の仕事を全うすることを第一に考えていますが︑やがては教育などで周りの人を支えていきたいです﹂自分のことを深く聞いてくれる企業が一番ですパナソニック株式会社エレクトリックワークス社● 障がいの種類/心臓機能障がい(内部障がい)● 障がい者手帳の等級/4級● 配慮事項/月に1回通院障がいについて● 説明会参加/20社● エントリー/7社● 面接/2社● 面接で聞かれたこと/配慮事項、学生時代頑張ったこと、障がいの現状、必要なサポート就活データ雨郡 利佳(あまごうりりか)さん◀さらに詳しいインタビューは、こちらをチェック!14
元のページ ../index.html#14