就活準備ガイド チャレンジド2025
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『会社を変える障害者雇用』(新泉社)企業の人事に携わってきた紺野さんが、障害者雇用の意義を紹介し、採用・活躍・定着支援策を徹底解説。『障がい者の就活ガイド』(左右社)150社の採用選考を受けた紺野さん自身の経験をもとに書かれた障がい者のための実践的就活本。障がい者雇用をテーマに講演中の紺野さん内定が出たら︑面接した方の部署が自分の配属先と同じかどうかを確認してください︒もし違っていたら︑配属先の部署の方にあらためて自分の障がいや必要な配慮について説明する必要がありますので︑その心づもりをしておきましょう︒ 実際の通勤時の混雑状況についても確認しておきましょう︒私の場合は︑満員電車を避けて1時間早く家を出て︑カフェで新聞などを読んで過ごしていますが︑ラッシュ時の混雑で想定以上に時間がかかることも予想されますので︑事前にシミュレーションをしておくことをおすすめします︒ また︑通院が必要な方で︑平日に病院に行かなければならないこともあるでしょう︒その場合は︑フレックスタイム制が使えるのか︑有給休暇を1日消化しなければいけないのかなどについても確認しておきましょう︒A紺野さんの著作内定後に確認すべきことはありますか?就活生へのアドバイスをお願いします。これまでの人生で私の一番の失敗は︑障がい者手帳の等級を変えてしまったことです︒2級で重度だったら受からないと思って︑等級を4級に変えたんです︒﹁2級だったらダブルカウントだったのに︙︙﹂と入社した会社の人事担当者に言われました︒障がい者雇用についてきちんと知っていたら戦い方はきっと変わったはずです︒だから皆さんには︑まず障がい者雇用について正しい知識を身に付けてほしいです︒ そして︑いろんな会社を見てほしいです︒就活のゴールは内定ではなく︑自分に合った会社に出会うことです︒自分にはこの業界しかないとか︑この仕事しか嫌だとか決めつけないで︑視野を広げて幅広く企業研究してください︒働くことって誰かの役に立つことです︒自分に何ができるのかをよく考え︑自分の能力を生かして貢献できる仕事を見つけてください︒AQuestion7Question861

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