マイナビ看護学生就活BOOK2025
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はの個人目標シートを導入。3ヶ月に一度のペースで面談を実施し、目標の達成度や今後の課題を明確化しています。ICUに対して“怖い”“自分には無理”といったイメージを抱いている方も少なくないと思いますが、チームでのサポート体制が整っているので心配はありません。安心して挑戦してください」(宮本さん)チーム医療を実践しながら、専門性を徹底的に磨き上げていきたい─。そんな志をお持ちの方にぴったりの病院だ。病棟もある。ここではICUの取り組みについて紹介しよう。重症で急変リスクが高く、24時間体制での集中治療が必要な患者が入室している「ICU」。その特徴について、ICU看護師として活躍中の宮本絵里子さんは次のように語る。「一言でいえば、何事にも一生懸命な職場です。医師や看護師だけでなく、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士、ソーシャルワーカー、ときには移植コーディネーターなど、多くの職種が連携して問題解決に当たります。認定・専門・特定行為看護師だけでなく、入職2年目の若手看護師、仕事と育児を両立している看護師など、多彩なスタッフが活躍。視野を広げながら専門性を高めていける職場です」若手看護師の育成に向けて、I同院が定めるキャリアラダー・スキルマップで確実に成長茨城県内唯一の特定機能病院(※)として、高度な医療を提供している筑波大学附属病院。大学病院ならではの高度な医療に携わることができる点や、豊富な症例数、幅広い疾患を経験できる点に魅力を感じながらも、ある種の敷居の高さを感じられている方も少なくないだろう。だが、こうした心配は一切無用である。充実した教育・研修制度が整っているからだ。同院では、新人教育担当者や実地指導者、チューターを中心に、病棟スタッフ全員で新人看護師の成長をサポートする仕組みを確立。看護部の教育担当者による「集合研修」や現場での「OJT」、eラーニングなどの「自己学習」を通して、知識・技術・態度の習得を図っている。同院ならではの教育・研修の仕組みをつくり、若手の成長を強力にサポートしているCUならではのキャリアラダーを構築するとともに、スキルマップを作成。気管挿管の介助をはじめとした看護技術、リーダー的役割の経験など、ICUで求められる技術やスキル、経験を可視化し、キャリアラダー認定要件と紐づけている。処置や各種機器の取り扱いに関する学習はOJTが基本だが、ECMO(体外式膜型人工肺)による補助循環等の知識や、スキルをeラーニングで学ぶ仕組みも整えている。「2023年度にはICUならで充実した教育・研修制度で新人看護師の成長をサポート当院は茨城県内唯一の特定機能病院(※)です。なかでもICUは患者さんの命を守る「最後の砦」として、医療・看護を提供するやりがいのある職場です。緊迫する場面もありますが、他職種と連携し患者さんにとって何が最善の治療・看護なのかを考え、真剣に向き合い取り組んでいます。高際 政子さんICU 看護師長message1 「日々の経験、学びを大切にしながら、『自分のなりたい看護師像』の実現を目指して成長を続けていただきたいと思います。院内の学習ツール、先輩看護師のアドバイスを生かすことも大切です」と宮本さんは語る。 2 チーム医療では、人と人との関わりが何よりも重要。患者はもとより、スタッフ間でも丁寧かつ誠実な対応を心掛け、信頼関係を育むことが求められる。21CHECK THE NAVIこの法人の詳しい情報は国立大学法人筑波大学附属病院105

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