マイナビ看護学生就活BOOK2025
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鹿児島県北西部、北薩地区の中心都市・薩摩川内市。ここで、地域の中核病院として急性期医療を担うのが、川内市医師会立市民病院だ。脳神経外科や循環器内科など発症時の早期対応が重要なものをはじめ、多様な診療科を設置。さらに24時間高次医療体制も確立し、地域住民の安心を支えている。入職1年目の橋口さんも、同院の医療を受けた市民の一人。高校時代、ケガで手術を受けた際、寄り添ってくれた看護師の対応に感銘を受け、看護職を目指すようになったという。看護学生時代、病棟実習で看護師たちの明るい雰囲気を体感したことも、入職の後押しになったようだ。「人間関係がフラットで、チームワークの良さを感じました。私も、一員になりたいと思ったのです」同院では、急性期病棟を1年毎にローテーションすることで、さまざまな症例とその対処法を学ぶ。1年目は技術の習得、2年目は患者さん対応、3年目で自身の考えをカンファレンスで話せる水準にと、段階的に成長できる育成プランを取り入れている。橋口さんは現在、脳神経外科・脳神経内科・消化器外科の病棟に勤務。配属当初は、酸素投与や点滴のルート確保といった技術、アセスメン学びの多い病棟で経験を積みオールラウンダーを目指す脳神経外科・脳神経内科・消化器外科の病棟に勤務しています。新人には難易度の高い患者さんもいらっしゃいますが、少しずつできることを増やしながら、段階的に成長できる育成プランが整っているため、安心してスタートを切ることができます。私は患者さん1〜2名の担当からはじめ、次第にその数を増やしながらアセスメントや看護記録の手法も学び、夏には独り立ちしました。地域の中核病院で急性期医療に携わり経験値を高める日々自身も受診した経験から、川内市医師会立市民病院の看護チームに魅力を感じ、その一員になりたいと入職を決めた橋口さん。仕事もプライベートも充実した毎日を送りながら、新たな目標を見つけたそうだ。未来に向かう、はつらつとした姿を追った。Life Style看護師のライフスタイル川内市医師会立市民病院民間病院66

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