ある方の介助法を理学療法士から学ぶなど、多様な症例を通して患者さんと向き合いながら、経験値を高めていける環境だそうだ。また、専門性を高める学びの機会も多い。月に一度の「病棟会」では、新しい医療機器の使用法や脳血管手術後の患者さんのケアについてなど、より高度な看護スキルを学ぶ勉強会が開催される。「新人のうちから高度な医療を学ぶことができ、オールラウンダーを目指す私にとっても、良い経験になっています」基礎力の習得と専門性の高い学び。この両輪で、看護師としての可能性を広げていけるようだ。緊張感ある毎日の中で、橋口さんが気をつけているのはオンオフの切り替え。タイムマネジメントを心がけ、職場で出された課題への取り組み、疾患や検査についてオンオフをうまく切り替え公私ともに充実トや看護記録のノウハウなどを先輩看護師から丁寧に教わったそうだ。「技術や看護ノウハウはエルダー看護師から教わり、悩みや相談ごとなどにはプリセプター看護師が対応してくれました」と、新人看護師を支える二人の指導係の頼もしさを強調する。難易度の高い脳疾患の患者さんをケアする病棟だけに、緊張する場面もあるという。「術後は、出血や血圧低下など注意点が多いので緊張します。また、意識のない患者さんへの接し方に悩むことも。そんな時、プリセプターの先輩に相談すると安心しました」橋口さんが目指す看護師像は、オールラウンダー。特定の専門分野に限らず、幅広い症例や患者さんに臨機応変に対応できる看護師になるのが目標だという。勤務する病棟には、診療科以外の患者さんが入院してくることもあるそうで、例えば呼吸器症状の強い方の対処法を検討したり、身体麻痺がの自主学習などは時間を区切っておこなっているという。趣味はテーマパークに出かけること。夏には5日間の連休を取得し、家族で関東に出かけてレジャーを楽しんだそうだ。「休みの希望もほぼ通るので、旅行の計画も立てやすいです」と、次の旅行へのプランを楽しそうに話してくれた。普段の休日は、映画を観たり、福岡までドライブしてショッピングや友人との時間を楽しんだりしているそうだ。同院の最寄駅は、九州新幹線「川内」駅。九州各地へのアクセスも良く、プライベートも充実しそうだ。今後はオールラウンダーを目指しつつ、緩和ケア認定看護師の資格取得も視野に入れているという橋口さん。同じ資格を持ち活躍している先輩看護師も多数いるそうで、その背中を追うつもりだ。「病院の資格取得支援もあるので、安心して次のステップに進めます」と、力強く話してくれた。橋口 玲音さん川内市医師会立市民病院職種 看護師入職年 2023年出身校所在地 鹿児島県病院所在地 鹿児島県診療科目 脳神経外科・脳神経内科・消化器外科Profile鹿児島県出身。看護学校卒業。学生時代の実習で病棟の雰囲気、看護師たちのチームワークに魅力を感じ、入職を決意。難易度の高い症例など、多様な患者さんを扱う病棟で経験を積み、オールラウンドな看護師を目指している。プライベートの楽しみは、テーマパークめぐり。CHECK THE NAVIこの法人の詳しい情報は公益社団法人川内市医師会立市民病院高校生の時、当院を受診したのがきっかけで、看護師を目指すようになりました。病棟看護師は、ひとつのチーム。温かな雰囲気の中、先輩たちの手厚いサポートのもとで学びながら、チームの一員として力を発揮しています。忙しい日々ですが、しっかりタイムマネジメントしてプライベートも充実。夏休みには、大好きなテーマパークに出かけました。次の旅行に向け、貯金にも励んでいます。67
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