地域の中核的な病院として、一般病棟と療養病棟合わせて115床を有し、急性期から回復期、慢性期まで幅広く診療に取り組んでいる新見中央病院。乳幼児から高齢者まで幅広い世代に対して医療を提供し、地域に欠かせない存在となっている。新見市出身の磯田さんにとっても馴染みの深い病院であり、職員の温かい対応が入職の決め手になった。「祖父が救急搬送されたときや私がアレルギーで受診したときに医師や看護師が本当に温かく対応してくださったこと、大学時代の成人看護学慢性期臨地実習で先輩看護師が丁寧に指導してくださったことがとても強く印象に残り、迷わず入職を決めました」新見中央病院では基礎看護力の構築からステップアップまで、目標までの道程を徹底サポート。充実の研修制度で一歩ずつ確実に成長できるのが魅力だ。磯田さんが配属になったのは、入退院が多い急性期看護を担う2階の一般病棟だった。「2人のプリセプター(主任と入職5年目の先輩)が、看護基本技術習得に向けて何項目にも及ぶ技術チェックリストを作成してくれました。時期ごとに達成すべき目標が設定されており、月に1回自2人のプリセプターに見守られながら着実に成長中新見中央病院では2人のプリセプターが付き、新人を丁寧に指導・フォローしてくれます。院内外の講師による研修会もあり、非常に教育が充実した病院です。一番のやりがいは、患者さんと関わること。検査入院は患者さんとわずか1日のお付き合いですが、退院の際に、ご家族に「磯田さんがよくしてくれた」と話している様子を見ると、うれしくて胸が熱くなります。幅広い領域の知識と技術を学び「心」に寄り添う看護を目指す生まれ育った新見市の中核病院・新見中央病院に入職して1年目の磯田さん。理想の看護師像は「身体的苦痛だけでなく、心にも寄り添える看護師」だという。先輩看護師に支えられ、大切に見守られながら成長を続ける彼女の軌跡を追った。Life Style看護師のライフスタイル新見中央病院民間病院68
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