マイナビ看護学生就活BOOK2025
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「私は母に憧れて看護師を目指しましたが、実は小さな頃から人の目を見て話すことが苦手でした。しかし、明るい性格ではあったので日々笑顔で患者さんと接することができ、自分の長所を活かせるような人間関係の良い病院で働きたいと考えていました。また急性期の病院だとスピード感が求められて、手一杯になり焦ってしまうと思い、少しでも気持ちにゆとりを持ちながら看護に取り組める職場を希望していましたね」と江頭さん。学校の実習で訪れた時、患者さんに優しい声掛けをしているだけではなく、職場内でも温かい声掛けをしている看護師の姿を見て、とても良い雰囲気を感じられたことから長田病院を志望したという。「創意と真心で日本唯一の内科病院になる」を志に、急性期から在宅までシームレスな医療を目指す同院の看護部が大切にしてきたのは、やすらぎ・パートナーシップ・尊厳の3つをポリシーに掲げるアドボカシー医療だ。アドボカシーには「擁護」や「代弁」という意味があり〝その人らしさ〟を大切にした個別性のある看護を追求している。「セル看護提供方式を採用しているので、記録をする時もナースステーションに戻ってから自分の長所を活かしたいと温かい雰囲気のある病院へ仕事で意識しているのは、患者さんと目線を合わせることです。また、看護師が暗い表情だと、患者さんを不安にさせてしまうと思うので、常に笑顔でいることを心掛け、患者さんの気持ちを引き出せるように努めています。そのためには、多職種と連携し、コミュニケーションを取ることも大事です。その点、多職種も含めて人間関係が良いところも魅力です。自分らしさを大切にしながらオンもオフも充実させる「人と目を合わせるのが苦手」「手一杯になると焦ってしまう」。そんな苦手を克服したい―。苦手を克服するため、回復期の患者さんに寄り添える長田病院に就職を決めた。実習時から思いやりに溢れる病院の温かい雰囲気に惹かれたという江頭さんの今を掘り下げる。Life Style看護師のライフスタイル長田病院民間病院70

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