マイナビ看護学生就活BOOK2025
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「2年前より、看護師の負担軽減を目指した職場改革を積極的に進めています。現場の声を吸い上げ、トライ&エラーを繰り返しながら、今も改善し続けています」職場は大宮駅から1駅で、都心にアクセスしやすいのもポイント。職場にも駅にも近い、独身用の借り上げ寮も完備している。「35名いる23卒の新人看護師の定着率は100%(取材時時点)。今後も新人たちが安心して働きながら、長期的にキャリアを形成していける環境づくりに注力します」てキャリアの一歩を踏み出せる体制を構築している。「大切にしているのは、“独りにさせない新人教育”と“一人ひとりの成長に合わせたサポート”です。1カ月間の集合研修や毎月実施する新人研修があるほか、若手のプリセプターが新人をフォロー。一人に負担が偏らないよう、ペアワーク(看護師2名体制で患者さまのケアにあたる同センターならではの看護方式)を導入しているのもポイントです。また、各自のスキルに合わせて受け持ち患者数や夜勤開始時期などを調整。誰もが無理なく成長していける環境をしっかりと整えています」人間関係の良さも大きな特徴で、入職した新人たちは、手厚いフォロー体制に驚くという。「部署のチーフから先輩、プリセプター、教育担当までが、常に新人のことを気にかけています。ですから、一人で悩みを抱え込んでしまうことはないでしょう。マネ埼玉県がん診療指定病院や紹介受診重点医療機関として、地域に根ざした急性期医療に取り組む「彩の国東大宮メディカルセンター」。ICUやHCUを有し、難度の高い施術に対応しているほか、手術支援ロボット(ダヴィンチ)を活用した手術も実施。緩和ケア病棟を設けているのも特徴だ。幅広い医療ニーズに応えている急性期病院で働く魅力について佐山副看護部長は次のように語る。「診療科が多岐にわたるので、幅広い看護スキルが身につくのが魅力。これから長い看護師人生をスタートさせるうえで、理想的な環境だと言えるでしょう」ただ、急性期病院に対して「忙しくて大変そう」「ついていけるか心配」というイメージを抱いている看護学生も多いだろう。そんななか、同センターでは、安心しジメントするうえで私が大切にしているのは、良いところを見つけて褒めること。そうすることで、一人ひとりの強みや得意を伸ばしたいと考えています」同センターでは、働きやすい職場づくりにも注力し、年間休日120日、有給取得率83%、産休・育休後の復帰率ほぼ100%(22年度実績)という数字が環境の良さを証明している。働きやすい職場環境を整え新人の定着率100%を実現新人一人ひとりに寄り添った教育制度とサポート体制急性期病院の「彩の国東大宮メディカルセンター」では、看護の基礎となる知識やスキルを幅広く習得できます。人間関係の良さに定評があり、積極的に業務改善に取り組むなど、働きやすい環境づくりにも注力。インターンシップや病院見学を通して、ぜひ私たちの職場の魅力に触れてください。佐山 順子さん副看護部長message1 業務改善の取り組みのひとつとして、日勤・夜勤・リーダーのマスクを3色に色分け。そうすることで、ドクターやスタッフが誰に声をかけるべきかが明確になり、業務の負担軽減につながっているという。 2 新人だけでなく、全看護師のペアワークを推進中。困ったことがあればすぐに相談できるほか、責任や業務を分散できるため、看護師たちの心身の負担軽減に大きく役立っている。21CHECK THE NAVIこの法人の詳しい情報は医療法人社団協友会彩の国東大宮メディカルセンター99

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