384日本のリーディングカンパニードトール・日レスホールディングスグループ(ドトールコーヒー・日本レストランシステム)高校生の頃から飲食店でのアルバイト経験を積み重ねてきた山浦さん。学生時代は法学部で会社法について学ぶ傍ら、夕方〜夜は居酒屋のホール、深夜はラーメン店でマスターの片腕として、ラーメン作り以外のあらゆる業務を担当。店舗経営の面白さを学んだ。就職活動にあたっては「好きなことをしよう」との思いから、コーヒーショップや映画業界を中心にさまざまな企業を見て回ったという。「業態の多彩さに魅力を感じ、最終的にはコーヒーショップに絞り込んで会社選びを進めました。入社の決め手は、社員の人柄の良さ。選考の間に個別で面談も行ってくれた、採用担当者の面倒見の良さに魅力を感じたことです。学生時代、アルバイト先の目の前にあったドトールに足繁く通っていたこともあり、自分の働く姿を明確にイメージできたのも大きかったです」2019年に入社すると、まずは本社での新入社員研修で、基本的なビジネスマナーや店舗オペレーションを習得。その後は、神田中央通り店、八重洲中央口店でセカンド社員として経験を積んだのち、入社2年目で用賀店の店長に着任。その後は、鶴見東口店、新大手町ビル店など、さまざまなタイプの店舗で経験を積み、現在は青山外苑前店の店長として収支改善やスタッフの採用・育成等に取り組む。「店舗によってお客様の特徴やニーズは大きく異なります。ビジネスパーソンのお客様がメインの店舗では、商品の提供時間を可能な限り短縮するための創意工夫を行います。一方、常連のお客様の多い店舗では、一人一人に寄り添った、丁寧な接客を大切にします。店長として、売上やお客様満足度、従業員満足度をバランスよく高め、細かくマネジメントし、利益を上げられるように心掛けています。いかなる課題も『自分事』として捉え、成果が出るまで諦めることなく改善を進めていきます」アルバイトや社員などスタッフの管理・育成に関しては、日頃からの声掛け、フィードバックを行い、モチベーションを引き出すことを大切にしている。また、クリスマスや正月といったタイミングを活用し、日頃の感謝の気持ちを伝えているという。「店長の仕事の面白さは、自分の『色』を出せること。そして、お客様の反応を通して、自分の行動に対する反応や評価を直接肌で感じられることだと思っています。今後の目標は複数店舗を管理するスーパーバイザーになることです。近隣店舗の運営改善を積極的にサポートしながら、マネジメント力に磨きを掛けていきたいと思っています」山浦さんの挑戦は、これからも続く。ドトールコーヒーショップや星乃珈琲店など、多彩な飲食店ブランド・業態を展開するドトール・日レスホールディングス。国内2000店舗超と大きな規模を誇る企業である。一杯のおいしいコーヒーを通じて、お客様にやすらぎと活力を提供するために、「こだわりと革新」を追求するドトールコーヒーショップ。若き店長は何を思い、どのような創意工夫を行っているのか。青山外苑前店の店長・山浦さんにお話を伺った。売上とお客様満足度、従業員満足度をバランスよく追求。若き店長の挑戦と成長ドトールコーヒーショップ青山外苑前店 店長山浦 優哉 ※所属・内容は取材当時のものです。2019年入社。法学部卒。学生時代は会社法について学ぶゼミに所属し、卒業論文ではオンライン決済サービスについて法律的な観点から研究。趣味は読書で、好きなジャンルはミステリー。休日や通勤時間中に“どんでん返し”を楽しんでいるという。子どもの頃の夢「子どもが好き」というシンプルな理由で、保育園の先生になりたかった。学生時代の夢法学部に所属していたこともあり、警察官、公務員試験に向けた勉強にのめり込んだことも。現在の夢店舗経営のスキルを磨き独立したい。フランチャイズ店のオーナーもいいなと思っている。高校生の頃から飲食店でのアルバイト経験を積み重ねてきた山浦さん。学生時代は法学部で会社法について学ぶ傍ら、夕方〜夜は居酒屋のホール、深夜はラーメン店でマスターの片腕として、ラーメン作り以外のあらゆる業務を担当。店舗経営の面白さを学んだ。就職活動にあたっては「好きなことをしよう」との思いから、コーヒーショップや映画業界を中心にさまざまな企業を見て回ったという。「業態の多彩さに魅力を感じ、最終的にはコーヒーショップに絞り込んで会社選びを進めました。入社の決め手は、社員の人柄の良さ。選考の間に個別で面談も行ってくれた、採用担当者の面倒見の良さに魅力を感じたことです。学生時代、アルバイト先の目の前にあったドトールに足繁く通っていたこともあり、自分の働く姿を明確にイメージできたのも大きかったです」2019年に入社すると、まずは本社での新入社員研修で、基本的なビジネスマナーや店舗オペレーションを習得。その後は、神田中央通り店、八重洲中央口店でセカンド社員として経験を積んだのち、入社2年目で用賀店の店長に着任。その後は、鶴見東口店、新大手町ビル店など、さまざまなタイプの店舗で経験を積み、現在は青山外苑前店の店長として収支改善やスタッフの採用・育成等に取り組む。「店舗によってお客様の特徴やニーズは大きく異なります。ビジネスパーソンのお客様がメインの店舗では、商品の提供時間を可能な限り短縮するための創意工夫を行います。一方、常連のお客様の多い店舗では、一人一人に寄り添った、丁寧な接客を大切にします。店長として、売上やお客様満足度、従業員満足度をバランスよく高め、細かくマネジメントし、利益を上げられるように心掛けています。いかなる課題も『自分事』として捉え、成果が出るまで諦めることなく改善を進めていきます」アルバイトや社員などスタッフの管理・育成に関しては、日頃からの声掛け、フィードバックを行い、モチベーションを引き出すことを大切にしている。また、クリスマスや正月といったタイミングを活用し、日頃の感謝の気持ちを伝えているという。「店長の仕事の面白さは、自分の『色』を出せること。そして、お客様の反応を通して、自分の行動に対する反応や評価を直接肌で感じられることだと思っています。今後の目標は複数店舗を管理するスーパーバイザーになることです。近隣店舗の運営改善を積極的にサポートしながら、マネジメント力に磨きを掛けていきたいと思っています」山浦さんの挑戦は、これからも続く。ドトールコーヒーショップや星乃珈琲店など、多彩な飲食店ブランド・業態を展開するドトール・日レスホールディングス。国内2000店舗超と大きな規模を誇る企業である。一杯のおいしいコーヒーを通じて、お客様にやすらぎと活力を提供するために、「こだわりと革新」を追求するドトールコーヒーショップ。若き店長は何を思い、どのような創意工夫を行っているのか。青山外苑前店の店長・山浦さんにお話を伺った。売上とお客様満足度、従業員満足度をバランスよく追求。若き店長の挑戦と成長
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