企業研究&就活準備ガイド 建築・土木系学生版2026
109/144

● 建設コンサルタント東建ジオテック人を知る 社会人ビフォーアフターBefore After地盤調査のプロとして建設事業やインフラ整備などに貢献地質調査や土木設計を手掛ける建設コンサルタントとして、67年の歴史を刻んできた同社。その最前線で活躍する蒔田さんは、建設事業やインフラ整備などの第一歩となる地盤調査を担当。そんな彼が感じた入社前と今との違い、仕事のやりがい、学生時代との変化などを紹介しよう。Before After就職活動では、土木業界を目指していた蒔田さん。土木に対して道路や橋梁を手掛ける仕事というイメージしかなかったため、同社の存在を知って驚いたという。「第一印象は、『地質調査って何?』でした。ただ、まったく想像できない世界だからこそ、逆に好奇心がわいてきました」入社以来、蒔田さんが携わっているのは、建設事業やインフラ整備などに応じた地盤調査。資料をもとに周辺地盤の状況を調べ、ボーリング調査をはじめ、さまざまな原位置試験や室内試験等の安全・工程・品質管理を行っている。調査や試験で得られた結果を通じて、地盤特性を報告書にまとめてお客様に提出する。「地盤調査は人々の安心、安全にダイレクトにつながるので、大き人々の安心、安全を支える重要な役割を果たしているな責任がともないます」すでに、さまざまな地盤調査を担当してきた蒔田さん。道路や橋梁、マンション、商業施設、大規模倉庫などはその一例だ。「自分が担当した地盤の上に建つ土木構造物や建築物が多くの人に利用されているのを見ると感動を覚えます」仕事には、学生時代に学んだ土質力学や測量の知識などが生きている。ただ、経験が浅いこともあり、常に勉強の日々だという。「勉強に向き合う姿勢は、大きく変わりました。将来役に立つのかわからない状態で学んでいた学生時代と違い、今の勉強は実務に直結。率先して社内・社外講習に参加するなど、意欲的に学んでいます」業務において大切にしていることは、現場で知識を貪欲に吸収し、経験を積んでいくことだという。「技術士を目指すため、今後も勉強を続けます」と、語った。BEFORE「土木=道路や橋梁」というイメージが強かった学生時代。また、この業界に対して勝手に強面の人が多いという印象を抱いていた。蒔田 一紀さん技術部PROFILE2020年入社。地域環境科学部生産環境工学科卒業。学生時代は、構造力学・水理学・土質力学・測量学などを学ぶ。入社後は、地盤調査を担当。依頼主である官公庁や民間のお客様からいただく「ありがとう」がやりがいに。AFTER地盤の調査計画を立案して調査を行う仕事を担当。職場には優しい人が多く、若手中心の部署で働きやすさを実感。本社所在地:埼玉県株式会社東建ジオテックCHECK THE NAVI詳しい情報は109

元のページ  ../index.html#109

このブックを見る