企業研究&就活準備ガイド 建築・土木系学生版2026
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● 不動産西武リアルティソリューションズ人を知る 社会人ビフォーアフターBefore Afterめざすは「ここに住んで良かった」と思ってもらえるまちづくり西武グループの不動産事業を担う西武リアルティソリューションズ。全国に保有する約1億㎡という広大な資産の価値向上のため、若手社員を中心とする数々のプロジェクトが進行している。ここでは新宿エリア再開発プロジェクトを手掛ける横山さんが、入社後どのように成長したかを紹介する。Before After子どもの頃からものを作ることが好きで、大学では建築デザインを専攻。まちの中心には駅があり、インフラとして最も重要な役割を占めると考えて、就活では鉄道系不動産会社に的を絞った。「その中でも西武は、日本全国に土地や施設を保有しており、保有資産面積1億㎡超というスケールに可能性の大きさを感じました」入社後の配属は、施設の補修やリノベーションを行う部署。大学の専攻は意匠中心だったため、基礎や構造など新たに覚えなければならないことも多かったが、一番大きく変わったのは視点だ。「学生の頃はデザインや、自分と先生がどう思うかということを中心に考えていました。でも仕事では安全・安心であることがなによりも重要です。お客様が実際に歩デザイン重視から 安全面を最優先する視点にいたり施設を利用する際に安全かどうかを、最優先に考えるようになりました」。担当していた西武園ゆうえんちは子どもに大人気の施設。楽しい思い出作りの場を管理する者の責任として、万が一にも事故が起こらないよう隅々にまで目を光らせていたという。3年間、同部署で「利用者の視点」を徹底的に養った横山さんは、現在、新宿エリアの再開発プロジェクトを手掛けている。まだ構想段階であり、実際にまちとして動き出すのは何年も先の話だが、一からまちを作りたいという希望通りの仕事に関わっている。横山さんは「どんなまちになるか未知数ですが、観光などでいらした方はもちろん、なによりも地元の方に愛され『このまちに住んで良かった』、『西武といったらこのまち!』と思ってもらえる開発をしたいです」と夢を膨らませている。BEFORE大学の専攻は建築デザイン。いい成績を取るという意味でも、形、間取り、配置などの造形美を優先させていた。横山 悠さん都市開発事業部PROFILE2020年入社。工学部・建築デザイン学科卒業。大学のゼミでは太陽光や風など、自然の力を利用してエネルギー消費量低減をめざすサステナブル建築を研究。プライベートでは幼稚園から約15年間打ち込んできたサッカーが趣味。AFTER仕事として建物に向き合うようになってからは、安全・安心が最優先。「利用者の視点」を常に意識している。本社所在地:東京都株式会社西武リアルティソリューションズCHECK THE NAVI詳しい情報は117

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