企業研究&就活準備ガイド 建築・土木系学生版2026
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● 建設野村建設工業人を知る プロフェッショナルたちの肖像Portrait Of The Professionals9階建て事務所ビルの新築工事現場で施工管理を務める齋藤さん。施工管理の4大管理の一つである安全管理を担当し、現在は、現場の整備や職人への指示、資材の搬入調整、施工状況や施工経過を記録する工事写真の撮影などを主な業務としている。「鉄骨の建方工事を行ったとき、鉄骨柱がまっすぐに立っている無理・無駄のない指示で 安全な現場を守り抜くか、専用の機械で1本1本計測する業務を担当しました。ズレがあった場合は規定値内に収まるようとび職人に正してもらうのですが、それは言葉で言うほど簡単なことではありません。危険と隣り合わせの作業も多いため、職人の皆さんが無理なく、無駄なく仕事ができるよう事前の確認を徹底し、わかりやすく指示を伝えることにも気を配りました」現場で心がけているのは、手が空いたときには職人の作業を手伝うなど、自分からコミュニケーションを取ること。そうした働く上での姿勢については、直属の上司である今の現場の所長からも大きな影響を受けている。「所長は、現場を指揮・管理しながらちょっとした掃除や整理整頓も率先して行う人。所長が動けばみんなも動きますから、自然と綺麗な現場が保てるんです。整理整頓が行き届いた美しい現場は安全管理の基本。ですから、いつか自分が所長になっても、その姿勢を忘れずにいようと思います」何もない真っ平らな地面から日に日に建物が延びていく―そんな壮大なスケールのモノづくりを現場の最前線で体感できることがこの仕事の一番の喜びだと語る齋藤さん。「これからも、現場の先輩や職人の皆さんから多くのことを学び、確かな経験を重ねながら、質の高い建物を安全に建てることにこだわり、自分が思い描く施工管理を極めていきたいと思っています」一級建築士の資格取得をめざし、勉強を進めている齋藤さん。「高度な資格を取ることで、大型案件の受注など、会社の業績にも貢献できればと思っています」齋藤 毅さん工事部 工事第1課PROFILE2021年入社。工学部建築学科卒業。大学3年の夏のインターンシップに参加し、実際の現場を経験。目の前で建物が立ち上がっていく様子と、厳しくも楽しい現場の雰囲気に惹かれ、施工管理者として働くことを決意した。質の高い建物を安全にそんな施工管理を極めていく時代のニーズを捉えた的確な提案と高度な技術で、社会の発展を支えてきた野村建設工業。一人ひとりの力を最大限に生かす少数精鋭の組織で、若い力にも大きな期待がかかっている。そこでの仕事や未来について、2021年入社の齋藤さんに話を聞いた。Portrait Of The Professionals本社所在地:東京都/大阪府野村建設工業株式会社CHECK THE NAVI詳しい情報は119

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