人を知る プロフェッショナルたちの肖像Portrait Of The Professionals● 建設森建設地下鉄駅のリニューアル工事やホームドア設置工事などの現場で、施工管理チームの一員として活躍している入社6年目の川上さん。現場で働く作業員たちに指示を送りながら、工程や品質、予算、安全などの管理を日々行っている。その川上さんが今でも忘れられない現場がある。入社3年目に担当した公共工事だ。工事現場の管理者としてワンチームで竣工へと導く「地方自治体から発注された工事で、主にコンクリートで擁壁を造る工事だったのですが、実は、私が初めて現場監督を担当した現場なのです。街を整備し通行者の安全を築く重要な工事の責任者を任されたことが嬉しかったですし、学生時代の経験や2年間かけて先輩の下で学んできたことを活かせるチャンスだとも思いました」森建設の現場監督には、現場でのさまざまな決定権など大きな裁量が与えられる。予期せぬトラブルもあったそうだが、先輩にアドバイスを仰ぎつつ、作業員たちと協力し合い、ワンチームで工事を竣工へと導いた。「そのときに特に大事にしたのが、現場での雰囲気づくりでした。工事に関わる全員が気持ちよく前向きに取り組めるよう、それぞれのメンバーとコミュニケーションを密に取って、相談してもらいやすい環境を整えました。その姿勢は、今でも変えていません」目標は、鉄道関連の大規模な工事現場においても責任者として活躍できるようになることだそう。「鉄道工事では、普段立ち入ることのできない鉄道インフラの裏側を知ることができたり、造り上げたりできる面白さも味わえます。必要な知識やスキルは入社後にすべて身に付けられますので、興味のある人にはぜひ当社について深く知ってもらいたいですね」施工管理者として活躍する川上さん。森建設の温かな社風も気に入っているそう。「ベテランの先輩たちとも話しやすく、貴重なアドバイスを日々いただいています」川上 健太さん工事部PROFILE2019年入社。建築設計科卒業。学生のとき本格的に野球に取り組み、チームで一つの目標を目指す面白さとやりがいを知る。その経験や学びを仕事に活かしたいと施工管理職を志望した。鉄道工事スペシャリストとして街の安全と快適を守り支える森建設の主力事業は、設立当時から60年以上に亘り手掛けてきた鉄道工事事業。線路の複々線化や高架化、地下化、駅の改修工事など、鉄道にまつわるあらゆる工事を担い、人々の“当たり前の暮らし”を力強く支えている。Portrait Of The Professionals本社所在地:東京都森建設株式会社CHECK THE NAVI詳しい情報は120
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