企業研究&就活準備ガイド 建築・土木系学生版2026
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人を知る 社会人ビフォーアフターBefore After● 公益・特殊・独立行政法人日本下水道事業団全国の下水道施設の設計を担いプロジェクトを成功に導く!建築模型が好きだった中村さんは大学で建築学を学び、社会貢献度の高い事業に惹かれて日本下水道事業団に入社した。以来、先輩のサポートを受けながら、法律や基準といった下水道施設特有のルールを習得。いつか、自分が担当した施設の工事が安定稼働する日を夢見て、日々業務に励んでいる。Before After子どもの頃からものづくりが好きで、建築模型に興味があった中村さんは大学で建築学を専攻。「全国の水インフラを支えている」という社会貢献度の高さと盤石な経営基盤に惹かれ、日本下水道事業団に入社した。配属先は建築設計課で、文字通り下水道施設の設計業務を主に担う部署である。電気や土木などさまざまな部門のエンジニアが集結し、定期的にミーティングを重ねながら下水道施設の建設や改修、解体などのプロジェクトを進めている。「下水道施設は、その設置や管理に関して明確な基準が設けられています。そのため、新たに学ぶことが非常に多く、慣れるまでに時間がかかりました」しかし経験を積むにつれてやりがいを感じるようになり、「設計法律や基準に則って下水道施設を設計するではポンプ設備や水処理設備といった下水道施設ならではの設備を中心に、会議室や事務室などを配置していきます。自治体によっては、見学用のルートを作りたいなどの要望もあり、基準などを考慮しながら、これら設備をいかにして配置するかが腕の見せ所です」と語る。土木・電気など、役割の異なる先輩たちと一緒にプロジェクトを進めていくのも楽しいという。「職場の雰囲気がとても良く、やさしい先輩ばかり。質問もしやすいし、とても恵まれた環境で働くことができています」目標は一級建築士の資格を取り、先輩のように難易度の高い案件を担当すること。好奇心旺盛な中村さんの眼差しは、遥か先の未来に向けられている。これからも知識と経験を着実に育みながら、エンジニアとして成長を続けていくことだろう。BEFORE建築模型好きが高じて、建築学科に進学。建築材料について研究していたこともあり、当初は建材メーカーへの入社を考えていた。中村 未希さん東日本設計センター 建築設計課PROFILE2022年入社。建築学部建築学科卒業。入社後、配属先の先輩が気さくに話しかけてくれたおかげで、すぐに職場に馴染んだという。福利厚生が充実しており休暇が取りやすいことも、日本下水道事業団の魅力だと感じている。AFTER下水道施設の設計担当として、複数の案件を担当。プレゼンの機会が増え、苦手だった人前で話すことに自信がついた。本社所在地:東京都地方共同法人日本下水道事業団CHECK THE NAVI詳しい情報は121

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