企業研究&就活準備ガイド 建築・土木系学生版2026
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人を知る 社会人ビフォーアフターBefore After● 設備工事・設備設計日設(ミライト・ワン グループ)お客様や工事に携わるすべての方から信頼される施工管理者になりたい設備の施工管理者として7年目をむかえた安西さん。設備工事の仕事は想像以上に奥深く、今なお吸収すべきことが多いが、現場の進行をシミュレーションする面白さを実感している。当面の目標は図面を描けるようになること。日設ではプロの施工管理者となるべく、様々な経験が積める環境が整っている。Before After建築学科に学び、2年次から設備コースを選択した安西さん。人と直接触れる設備こそ「住み心地を左右する」と力をこめる。「建物が骨格や筋肉なら、設備は血管・内臓にあたる部分。住み心地・使い勝手に直結した仕事だけに、とても魅力的に映りました」最初に担当したオフィスビルの新築工事では、空調・衛生設備を担当。現場に出て初めて、建物の内部は予想以上に複雑な作りとなっていることを知った。「現場経験を積みながら、色々なことを経験させていただいています。2年目に入ると、後輩が入社してきて、指導も任されるようになりました。また、ホテルの新築現場では、竣工図の作成を担当し、そこで、今の自分に何が足りないかを思い知らされました。多様な経験を積みながら 工事を見通す眼力を養う日々、現場管理を行ってきた建物なのに、いざ図面を描き出してみると、把握できていない箇所が多かったことに気づきました」そして、7年目をむかえた今。安西さんが取り組んでいるのは、新築老人ホームの現場管理だ。ゼネコンの担当者や協力会社との打ち合わせ、材料発注、書類作成など多岐にわたる業務をこなす。「デリケートな配慮が必要な建物だけに、工事にあたっても細心の注意が要求されます。浴槽や便器など初めて扱う什器も多く、日々、学ぶことばかりです」そんな安西さんにとって、仕事のやりがいは、想い描いた通りに工事が進行し、建物が完成していく光景を見ることだという。「すべてがシミュレーション通りに進行し、滞りなく完成をむかえる。それを目の当たりにすることは、工事を指揮する者として、最高に嬉しい瞬間です」BEFORE卒業旅行で訪れたオーストラリアでは、シュノーケリングなどのマリンスポーツを堪能し、残り少ない学生生活を満喫。安西 浩明さん工事本部 第二工事部PROFILE2018年入社。工学部建築学科卒業。学生時代は趣味のサイクリングに没頭し、自慢のロードバイクで遠出を楽しんだ。日設の会社説明会で「社員は家族」という社風と親しみやすい雰囲気に惹かれ、入社を決めた。AFTER社会に出て、コミュニケーションの重要性を痛感。現場での経験を積みながら、円滑な意思疎通が図れるようになってきた。本社所在地:東京都株式会社日設(ミライト・ワン グループ)CHECK THE NAVI詳しい情報は123

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