企業研究&就活準備ガイド 建築・土木系学生版2026
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理系学生の面接では、技術面接官やエンジニアが参加するケースがあります。特徴を理解して準備をしましょう。面接準備編研究における考察はPDCAを意識して説明する3面接官は専門外であると認識してわかりやすく説明する1系学生の面接では、人事担当者だけでなく技術面接官や現場のエンジニアが参加するケースがあります。特定の決まったパターンがあるわけではありませんが、専門分野が同じでも、大学の研究レベルには精通していなかったり、専門分野が異なる社員が面接官となるケースも少なくないので、できるだけわかりやすく説明できるように準備しましょう。専門性が高い内容をわかりやすく説明できることは、自分の専門性の高さの証明でもあります。技術面接官からの質問であっても、人事担当者の存在を常に意識し、相手の理解度を確認しながら話を進めましょう。理研究内容については全体像から説明するように配慮する2究内容を説明する際は、いきなり各論から入るのではなく、まず全体像から説明することを心がけましょう。研究分野や対象、研究の目的や課題、研究の背景や前提条件など、研究の概要から話を進めます。全体像が理解されたら、具体的な研究活動について質問されるでしょう。それに答える形で、日々の具体的な研究活動について詳しく説明していきます。ただし、面接は学会発表のプレゼンとは異なります。技術論になるとついつい熱くなって持論を展開してしまいそうになりますが、面接官との対話を意識して冷静に答えていきましょう。研究活動は、日々、どのようにPDCA(Plan=計画、Do=実行、Check=評価、Action=改善)を回しているのかを説明できるようにしましょう。目標値をどう定め、どんな課題感を持って研究に取り組んでいるのか、目標数値の達成や課題解決のためにどう計画し、どんな工夫をしているのか、そして、結果をどう分析し、どう改善しようと考えているのかという視点で活動を整理します。理系出身者に限らず、どんな仕事もPDCAの連続です。自分にPDCAのセンスや実行力が備わっていることを表現することを心がけましょう。研建築・土木系学生のための就活準備講座4PART132

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