とくちに「素材」といっても、鉄鋼、特殊鋼、繊維、紙、半導体関連材料、セメント、産業用ガスなど多種多様な種類があり、それぞれに製造する企業が存在します。素材メーカーの特徴は、規模の大きな生産設備を国内外に有し、国際市場において高い技術力を持っていることです。これらの企業で、プラントや生産設備を造る際には、建築・土木系人材が活躍することになり械メーカーにとって、生産設備や開発・研究拠点を造り設備を維持していくことは、事業を支えるうえでも重要なミッション。そこで欠かすことのできない人材となるのが建築・土木の技術者です。自動車・家電用機械など多くの人になじみのあるものをはじめ、建築・土木の作業に使われる建設機械、金属などの素材に切断・研磨・圧延などの加工を施す工作機械、酪農業・畜ます。また、建築専門の素材であるセメント、鉄骨、木材、壁材、タイル、床材、外構、植栽、ガラス、サッシなどでは、建築・土木のノウハウを生かした新しい素材の開発が行われています。この分野では、素材メーカーの生産拠点の建設設備の構築で活躍するだけでなく、屋根材、壁材、鋼材の構造建築設計、新素材の開発など製品の研究開発の部門でも力を発揮できるチャンスが広がっています。産業で活用される農業機械、素材の丸太などから木材を生産する製材機械など、機械メーカーが作る製品には、多種多様な役割があります。日本企業の国際競争力が高い分野でもあり、日々技術開発が進行しています。急速に経済発展する新興国や、自動車・航空宇宙・エネルギー産業の需要の伸びにともなって、国際的に活躍できるフィールドが広がっています。プラント建設や新素材の開発など活躍できるフィールドが広い専門知識を生かして国際競争力の高い機械づくりに貢献メーカー:素材メーカー:機械MANUFACTURER:MATERIALMANUFACTURER:MACHINE建築・土木・設備のエンジニアリングおよびその保守運用、構築物の建設管理から工事検収までの管理業務、工事レイアウト計画や建物の耐震診断、改修計画の立案と実行など、プラント建設にともなう幅広いマネジメントを実施していきます。自社プラント建設技術者は、製品としての機械だけでなく、生産設備の開発・設計と現行機種の改良設計を行う際に必要な大小さまざまな建築を担います。最新の技術や海外市場独特の仕様に合わせることを求められる場合も多く、市場の特殊性の知識も必要です。開発・設計より質の高い製品を生み出す生産プロセスや設備の構築を、建築・土木関連の知見を生かして担います。生産現場との調整、設計や品質保証などの他部署との協業も頻繁に行われ、モノづくりに携わっているという実感を得ることができます。生産技術製品をどの場所で、どのように作るのかを検討し、その生産工場の設備を開発する際にも、建築・土木系出身者の活躍が期待されます。生産工程すべてにコミットし、生産効率を高めるための施設を造る役割を担います。生産技術建築用素材は長期間にわたり安全性や安定性が求められます。使用用途はもちろんのこと、耐用年数や素材自体が持つ特性に加え、環境負荷やコストなども考えながら、新たな素材の開発や既存素材の改良を行っていきます。建築素材開発生産ライン用の加工機械設備をはじめ、産業用機器などの設置・据え付けを担当します。生産ラインの新設はもちろん、生産性をより高めるためのラインのレイアウト変更など、建築・土木の知識を生かして最適な設置・施工を行っていきます。クライアント向け機器の据え付けひ機0405JOB RESEARCHJOB RESEARCH28
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