企業研究&就活準備ガイド 建築・土木系学生版2026
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ラント・エンジニアリングとは、企業の生産ラインやプラントの設計・管理を専門的に行う事業のことです。石油や液化天然ガスをはじめとするエネルギー生産施設や、メーカーの工場、医療施設などさまざまなプラントを担当し、顧客企業の機械、電気、化学などの専門技術者と共同でプロジェクトを進めます。日本のプラントメーカーは、専業メーカーと総合商社系に分類されます。プロジェクト動産業界は、都心部の再開発などで非常に活性化しています。そのなかで不動産会社は、ビルの開発・賃貸、戸建住宅やマンションの開発分譲・リフォーム、宅地造成・分譲、不動産の売買・仲介に従事。特に大手デベロッパーは、超高層ビル・マンション、商業施設など大規模なまちづくりを数多く手がけており、スケールの大きい業務にチャレンジできる可能性が広がっの推進能力は世界でも高く評価されており、海外で活躍する機会も豊富にあります。プラント建設や保守には、建築・土木系の知識や研究成果が必須です。インフラを支える施設から最先端の技術を用いた生産設備まで、スケールの大きい仕事を体験できます。一方で、海外のライバル企業との競争が激化しており、人材の確保と同時に、最新のデジタル技術を活用するデジタルトランスフォーメーションの推進も急務となっています。ています。さらに最近では、日本国内にとどまらず、海外不動産の開発も活発に行われており、グローバルに活躍するチャンスが豊富です。このように、デベロッパーや不動産業界ではさまざまなビジネスを展開しているため、建築・土木系の知識が生かせる職種も多くあります。幅広くキャリアを形成したい人、さまざまな業務にチャレンジしたい人にふさわしいフィールドといえるでしょう。国を代表するビッグプロジェクトを担う用地取得から開発まで未来のまちづくりをリードするプラント・エンジニアリングデベロッパー・不動産PLANT ENGINEERINGDEVELOPER & REAL ESTATE調達業務は、プラント・エンジニアリングの3要素(設計・調達・建設)の中間に位置し、設計と建設の橋渡しとなるポジション。プラントを構成するさまざまな機器や資材の発注から、検査などによる品質管理、製作の工程管理、工事現場への輸送まで担当します。調達住宅やマンションなどの建築物を建設する際に、全体の施工計画を策定。資材の調達や人員の手配、品質管理、工事の監理や安全管理、技術指導なども行います。お客さまや協力会社のスタッフと接する機会が多く、対話力も求められる仕事です。施工管理プラントの安全な操業のためには、完成後の維持・管理が非常に重要です。老朽化が懸念される設備に対して、設備診断、解析エンジニアリング、状態監視などの技術を駆使して検査を行い、安全性を評価。適切な改善・解決計画を立案・提案して実行します。設備の信頼性向上ビルや住宅建設のために良質な土地を見つけ、迅速に、できるだけ低い価格で仕入れることがミッションです。不動産仲介会社や金融機関、税理士事務所などとのネットワークを生かし、開発イメージや収支計画の策定も行います。用地仕入れ顧客から見積もり依頼を受け、建設規模や技術水準、資材価格、人件費、プラント建設後の需要やランニングコストなどを考慮して採算性を検討する業務。フィジビリティスタディとも呼ばれ、建設計画の基本となる役割を担います。採算性調査販売済みのマンションや、戸建住宅の引っ越し後の問い合わせ対応、定期的なアフターサービスの運営、補修申し込みなどの連絡、マンション共用部分のメンテナンスや工事の立ち会いなどを行います。さまざまな方とのやりとりが求められます。アフターサービスプ不0607JOB RESEARCHJOB RESEARCHINDUSTRY GUIDE29

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