企業研究&就活準備ガイド 建築・土木系学生版2026
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1 東京都水道局からの業務移管が進められており、高い安定性と将来性を兼ね備えているのが東京水道の大きな特徴。2 社員同士の距離が近く、コミュニケーションが取りやすい環境。20〜30代の若手も多数活躍している。3 都民のライフラインを支える、社会的役割の大きな仕事。技術系総合職のメンバーたちは、プライドを持ち仕事に打ち込んでいる。SNAPSHOT123本社所在地:東京都東京水道株式会社CHECK THE NAVI詳しい情報は都民のライフラインである、水の安定供給を支えている「東京水道」。東京都水道局と一体となって、24時間365日、安全でおいしい水を提供し続けている。その最前線で活躍しているのが、技術系総合職だ。土木部門では、水道管の管路設計から工事の現場監督、水道管内の洗浄やトラブル対応を担う管路の維持管理、水道管から蛇口までをつなぐ給水装置業務までを担当。蛇口をひねれば水が出るという“当たり前”を、多方面からサポートしている。お客さま窓口やコンタクトセンターの運営、水道料金徴収事務シ安定性と成長性を兼ね備えた水インフラの技術者集団ステムの開発など、水道に関する幅広い事業を展開しているのも特徴だ。また、長年培った技術やノウハウを他の都道府県にシェアしているほか、能登半島地震の際には人材を派遣して復旧支援を行った。さらに、海外の水道インフラ整備を支援する国際貢献事業も展開。同社は、東京という枠を超えて幅広い領域で活躍している。東京都が出資する政策連携団体として盤石の経営基盤を確立しているだけでなく、高い将来性が期待できるのも強みだ。これから20年かけて東京都水道局の多くの業務が移管されることが決まっており、さらなる事業拡大が見込まれる。それにともなって、技術系総合職の活躍のフィールドも、大きく広がっていくだろう。今後は、大規模災害時の対応力もより強化していく方針。首都直下型地震などの大規模災害時にも水の供給が途切れないよう、すでに対策を進めている。また、国内外の水道事業体の運営に持続的な貢献を果たしていくという。公共性の高い事業を展開していることから、同社に堅苦しいイメージを抱いている人もいるかもしれない。ところが、実際はオープンな社風で、ベテランにも質問や相談がしやすい。しかも、近年は20〜30代が増えてきており、オフィスはとても活気がある。入社オープンな社風のもと土木系以外の出身者も活躍3年目でリーダーに抜擢されたメンバーがいるなど、年功序列ではなく、若手に積極的にチャンスを与える風土も根づいている。ちなみに、土木専攻以外の理工学系出身者も多数活躍中。新人研修のほか、チューター制度や資格取得支援制度といった手厚い教育制度を設け、知識ゼロからのチャレンジをサポートしている。若手社員は同社の働く環境について「ワークライフバランスの充実が図れている」と話す。完全週休2日で年間休日は122日あり、入社1年目から20日間の有給休暇を付与されたのだという。このような環境のもと、水インフラの発展に貢献する誇りを胸に、社員たちは日々取り組んでいる。43

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