企業研究&就活準備ガイド 建築・土木系学生版2026
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● 建設東亜建設工業仕事を知る 新たな価値創造へ│挑戦する企業Challenge Beyond Limits「ゼネコンといっても様々なカラーがあるので、いちばん自分に合うカラーの会社を探してください」と語る人事担当のみなさん。明治末期、東京~横浜間に広がる京浜工業地帯が開発され、日本の工業化は一気に加速した。その誕生に尽力したのが、東亜建設工業創業者・浅野総一郎だ。京浜工業地帯の開発で培われた海洋土木の技術をもとに、同社は110年以上の歴史を積み重ねてきた。港湾施設や海底トンネル、空港、防波堤など、日本の沿岸地帯を見渡すと、同社の手がけたプロジェクトが数多く存在している。“地図に残る仕事”と表現する建設会社が多いが、新しい土地そのものを作るケースが多い海洋土木は“地図を作る仕事”といえる。加えて高速道路・鉄道などの陸上土木、物流倉庫・集合住宅などの建築でも確かな実績を残す。国際性も豊かで、アジアからアフリカまでの広いエリアの沿岸部の造成などでも確かな実績を残してい京浜工業地帯開発の立役者る。そんな同社では次の100年に向けたコーポレートメッセージ『私たちの今が、社会の未来を創る』を策定した。激変する時代に対応するとともに、個人を尊重して自分らしく働ける環境を創る、そんな意味を込めている。その実現に向けて洋上風力発電事業への参入や、カーボンニュートラルの推進など脱炭素社会へ向けた挑戦、働き方改革による生産性の向上とプライベートの充実に向けた取り組みなど、様々な改革を進めている。同社の成長を支える鍵は人材の育成だ。ニーズに応える多彩な研修制度とジョブローテーションの両輪で、プロフェッショナルな人材の育成に注力している。京浜工業地帯の開発というチャレンジングな事業に挑んだマインドは、今も脈々と受け継がれており、次の100年に向け、更なる進化を見据えている。企業の特徴創業者の浅野総一郎は渋沢栄一、安田善次郎の支援を受け、現在の京浜工業地帯の造成に着手。海洋土木の企業としてスタート。京浜工業地帯を造成日本の工業化に貢献1環境に配慮したESG経営を貫く2次の100年に向けて社員全員が主役となり、新しい試みを展開。ESG経営を推進しているため、環境配慮型の施策が増えている。社員の成長を支える充実した研修制度3社員を温かく育てる文化が根付いており、ジョブローテーション、指導員による新人教育、海外トレーニー制度など多彩に充実。COMPANY’S 3 FEATURES海洋土木で培った高度な技術を柱に新しい未来の基礎づくりに貢献する1908年創業の東亜建設工業は、日本の沿岸地帯のプロジェクトに関わってきた“マリコン”の雄として海洋土木だけでなく、陸上土木や建築にも注力し、ゼネコンとしての存在感を一層増している。過去の歴史を誇りにしながら、新しい未来に向けて挑戦を続ける同社には、若手を育てる環境が整う。Challenge Beyond Limits本社所在地:東京都東亜建設工業株式会社CHECK THE NAVI詳しい情報は56

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