企業研究&就活準備ガイド 建築・土木系学生版2026
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人を知る 社会人ビフォーアフターBefore After● 建設京急建設鉄道を支える土木工事を通して社会に大きく貢献できるのが魅力京急グループの一員としての安定基盤のもと、京急沿線の鉄道関連工事をメインにオフィス・商業施設などの幅広い工事を手がけている京急建設。土木の知識ゼロで入社した岩崎さんは着実に成長を遂げ、今は品川駅の立体交差事業というビッグプロジェクトに携わっている。Before After学生時代は、環境学を学んでいた岩崎さん。モノづくりやインフラ整備に興味を持ち、就職活動では土木業界を志望した。「当社を選んだ理由は、自分が育った京急沿線で活躍できる会社だったから。土木の知識がなかったので心配でしたが、手厚い教育制度とフォロー体制のおかげで、安心してデビューできました」京急建設の大きな特徴は、鉄道関係の工事を強みとしているところ。岩崎さんも入社以来、施工管理職として鉄道の高架橋の補修工事や橋脚の耐震補強工事、橋梁の塗装工事などに携わってきた。「最初の3年は、言われたことをやるだけで精いっぱいでした。けれども、4年目には主任技術者として、職人への指示出しや工事の進捗、品質、安全管理を任される4年目でメイン担当を任され現在は大規模案件に携わるまでに成長。常に先読みして、行動できるようになりました」現在は、品川駅の立体交差事業を担当。完成まで10年ほどかかる、ビッグプロジェクトだ。「鉄道は、多くの方が利用する交通インフラです。それを支える仕事に携われて、成果がわかりやすいのが魅力。夜間工事が多く、時間的な制約も多いので大変ですが、働きがいはじゅうぶんです」知識ゼロからの挑戦だった岩崎さんだが、大学でのディスカッションで身についたコミュニケーションスキルが生きているとか。また、入社前は夜勤がある仕事に対して不安があったが、慣れてしまえば日中の時間を自由に使えて便利だという。今後は、1級土木施工管理技士の資格取得に挑み、さらなるスキルアップを目指したいと語ってくれた。BEFORE大学では環境学を学び、ボランティア活動やキャンプなどにも注力。入社にあたり、知識ゼロからの挑戦に不安があったという。岩崎 翔馬さん土木本部 土木工事部PROFILE2019年入社。環境学部環境創生学科卒業。卒業研究では、都市の緑化を評価するフィールドワークなどを行った。施工管理職として入社後は、鉄道に関するさまざまな土木工事に携わり、現場の司令塔として活躍している。AFTER学生時代に身につけた、コミュニケーションスキルを武器に活躍。手厚い教育体制のおかげで、知識ゼロでも安心だった。本社所在地:神奈川県京急建設株式会社CHECK THE NAVI詳しい情報は82

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